路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

《フィールドの向こうに・01.09》:2025年の「自分史」=田原和宏

2025-01-09 13:04:30 | 【学術・哲学・文化・文芸・芸術・芸能・小説・文化の担い手である著作権】

《フィールドの向こうに・01.09》:2025年の「自分史」=田原和宏

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《フィールドの向こうに・01.09》:2025年の「自分史」=田原和宏 

 2025年は「昭和100年」、戦後80年、さらに阪神大震災から30年にあたる。節目の年だが、一介のスポーツ記者が論じるには荷が重い。歴史のことは歴史家に聞け。東京・神保町の古書店を巡ると、色川大吉さんの著書「ある昭和史―自分史の試み」(中央公論社)の一節が目に留まった。

 
<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2025/01/09/20250109k0000m050137000p/9.webp?1" type="image/webp" />色川大吉さんの著書「ある昭和史-自分史の試み」と関連図書=東京都内で2025年1月8日、田原和宏撮影</picture>
色川大吉さんの著書「ある昭和史-自分史の試み」と関連図書=東京都内で2025年1月8日、田原和宏撮影

 「人は誰しも歴史をもっている」

 色川さんは正史よりも、名もなき人々の思いをつなぐ「民衆史」「自分史」の提唱者で知られる。21年に96歳で亡くなった。同時代にあって歴史の流れを見極めるのは難しい。個人の体験や認識がどれほど限られ、偏っているか。悔いや過ちを含めて書くことで、歴史の全体像に近づけると説いた。

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