【気象庁】:「出口が見えない」向こう1週間は広範囲で雨の見込み、警戒呼びかけ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【気象庁】:「出口が見えない」向こう1週間は広範囲で雨の見込み、警戒呼びかけ
停滞する前線の影響で14日は西日本から東日本の広い範囲で大雨となった。気象庁は同日未明、佐賀、長崎、福岡3県に大雨特別警報を発表、午前6時すぎには3県にまたがる線状降水帯も確認。午後、気象庁と国交省が緊急合同会見を開き、広島県にも大雨特別警報を出した。「緊急安全確保」の発令対象は4県で約65万世帯、約142万人。国交省によると、佐賀など6県にある計14河川で氾濫が確認された。佐賀県武雄市の六角川流域では広さ約4平方キロが浸水し、深さは推計最大約3メートルに及んだ。
気象庁によると、前線は向こう1週間は本州付近に停滞する見込み。西日本から東北にかけての広い範囲で土砂災害や水害の危険度が高まり「出口が見えない」と言及。「特別警報が発表されてから避難するのでは手遅れとなります。自分の命、大切な人の命を守るため、特別警報の発表を待つことなく、地元市町村からすでに発令されている避難情報に従い、身の安全を確保してください」と、最大限の警戒を呼びかけた。
大雨により浸水被害が発生した福岡県久留米市(ロイター)
長崎県雲仙市は、土砂崩れに遭った民家から13日に救出され死亡が確認されたのは住民の森文代さん(59)で、安否不明の2人は夫保啓さん(67)と娘優子さん(32)と発表した。熊本県警と消防によると、14日午前10時半ごろ、人吉市の球磨川で、同県錦町の古川幸さん(76)が増水した川に転落したとみられ県警が捜索している。広島県東広島市では14日午前、80代男性が「田んぼの水を見に行く」と自宅を出て行方が分からなくなっている。
15日朝までの24時間予想雨量はいずれも多い場所で東海300ミリ、九州、四国、近畿、関東甲信250ミリ、中国200ミリ、北陸180ミリ、東北100ミリ。その後の24時間は、九州、近畿100~200ミリ、四国、東海、関東甲信100~150ミリ、中国、北陸、東北50~100ミリ。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・気象庁・停滞する前線の影響で14日は西日本から東日本の広い範囲で大雨】 2021年08月14日 19:55:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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