国民が、国民を貶める風潮ニッポン!
この頃、世間に蔓延る傍観者たち!
安倍晋三総裁・首相の言動の酷さを認知してきた国民が、安倍晋三総裁・首相を支持する国民に向けて発する言葉は、あまりに酷い!
しかし、それだけ!
これは、便所の落書きと同じ!
しかし、この落書きにも世相が反映されていることも、また事実!
安倍政権批判の奥にあるものは何か!
そこで、考えてみました。
まず、安倍政権支持者を貶める発言は問題です。
何故か!
安倍政権を支持している国民の要求を全く省みていないからです。
安倍政権を支持している国民の要求をどうやって実現するか?全く思考回路の中にありません。
安倍政権を支持している国民は少数であることが判っていません。
安倍政権を支持していない国民は圧倒的多数であることが判っていません。
安倍政権を支持していない国民の要求を実現することについて、全くの無策です。
これでは安倍政権を政権を倒すことはできません。
安倍政権を支持している国民は、安倍政権にしか、自分たちの要求を実現してくれる政権はないと考えていることが、全く判っていません。
安倍政権を支持していない国民は、安倍政権の虚構の強さに諦めていることが判っていません。
自民党員でさえも、約4割が総裁選に参加していません。
国政選挙の構図と同じです。
安倍政権を支持していない国民が野党に期待していないことが判っていません。
国民をバカにする人は、そのバカな国民をどうやって、自分のように利口な国民にできるか?全く判っていません。
そういう、私も、同じかも知れません。
イヤイヤ、だからこそ、これを綴っている。
そんなことを考えると、ホントのところでは、どんなムードになっているのか、考えてみる必要があります。
安倍政権打倒派の国民は
政権交代政権選択の思考回路はあるか?
一億総傍観者化したニッポンを打開することだ!
それは、安倍政権不支持派の国民は、本気になって安倍政権を倒し、新しい政権をつくる展望を持っていないことが判ります。
だから、安倍政権、安倍晋三首相、安倍政権を支持している国民をバカにして、実は、現在の政治について、サッカー観戦のように、論評しているだけなんですね。
安倍晋三総裁・首相をバカにして、それを支持する国民を貶めて、留飲を下げているだけなのではないでしょうか。
この時点で全くの傍観者化してしまっているのです。
しかし、そのように思考回路が開展してしまっているのは、実は、テレビが、野党が仕向けているのですが、全く気付いていません。
そのことが判ったのは、
南北会談で表明された板門店宣言と米朝合意に対して、安倍政権に対して、世間は「蚊帳の外」論で批判していました。しかし実際に「蚊帳の外」に押し込められたのは、実は国民だった。
本来ならば憲法平和主義外交を使って、南北米に、侵略戦争の加害国民として、また唯一無二の戦争被爆国民として、積極的に動くべきところですが、安倍晋三首相を批判するだけです。
南北国民と連帯する思考回路は全くありません。
朝鮮半島に平和の枠組みができることが、日本にとってどんな影響をもたらすか。全く思考停止してしまっています。
これは、日本国民を傍観者化しているからです。
本来ならば、「蚊帳の外」にいるとされている安倍政権を倒し、憲法平和主義外交を積極的に使う政権をつくることをしなければならないのですが、全くその思考回路はありません。
テレビを使って国民を誘導していません。
テレビが何を報道しているか、を見れば一目瞭然です。
国民を貶め、愚弄しているヒマがあったら、政権交代・政権選択の声をあげることと憲法を活かす新しい政権の構想と公約づくりの声をあげることでしょう。
そしてそのことを具体化する取り組みを始める。
このコメントは、その一環です。
「憲法を活かす」政策づくりこそ、傍観者からの脱却の唯一の途!
「不断の努力」とは
このことだ!
私が考える「憲法の平和主義を生かした対外政策」とは、紛争を非軍事的・平和的手段で解決するという思考回路です。
この回路は、どんな分野で行われているか。
それは文化・スポーツ交流・経済交流と共存などなど、その事例はたくさんあることは、この間記事にしてきています。
安倍政権も平和的解決までは否定していません。
しかし、「国際紛争を解決する手段」として放棄したはずの「国家による戦争・武力行使・武力による威嚇=脅し」は、どうでしょうか?
日米核兵器軍事同盟は?
核兵器禁止条約批准は?
着物に中に短刀を忍ばせ友好を説く!
信頼構築はできるでしょうか!?
大切なことは、相撲のように、またスポーツのルールのように「対等平等」の関係を踏まえた国家間・国民同士の、そして民族間・宗教間の信頼構築に向けた政権と政府と国民の決意と実践が必要になっている!
このことに尽きると思います。
しかし、安倍政権と戦後自民党型政府において、この視点は、憲法前文の最後の部分に「政治道徳」として明記されていますが、全く無視をされてきました。
戦後文部省がまとめた教科書『あたらしい憲法のはなし』では、「戦争放棄」の中で、紛争は話し合いで解決することを、子どもに教えています。
このようなこと踏まえると、憲法を活かす!という点では、日本では、安倍晋三首相の言葉を使えば、未だ「道半ば」と言えないでしょうか!ご検討を!
安倍政権を支持している人だって、真剣か、どうか判りませんが、考えていないということはないのではないでしょうか。
真剣に考えているとしても、では何をやれば良いのか、ほとんどの国民は具体的な展望を抱いているとは言えない状況があります。
国民の中に浸透しているアベ政治に対する
「風潮」「世論」をしっかり見極めることだ!
このことは「無党派国民」の「世論」を見れば一目瞭然です。
第二次安倍政権発足以後の世論調査結果を見れば一目瞭然です。
安倍政権の個別政策を支持しているのは2割から3割台程度です。
逆に考えると、支持していないのは7割から8割です。
自民党支持者でさえも支持していないのです。
内閣支持者でさえも、支持していないのです。
その国民=無党派国民に対して、安倍内閣を打倒しようとしている国民、安倍晋三首相を非難している国民は何をなすべきか。
無党派国民に向かって、どうすれば安倍政権の違憲政治を止めさせることはできるか。
「野党共闘」という言葉は打ち出されていますが、未だに「政権交代」「政権選択」という言葉は、国民の中で語られていません。
それは野党と安倍政権を非難している国民が無党派国民に示していないからです。
テレビも取り上げていません。
日本に於いて、本格的政権交代の歴史は、極めて少ないことも反映しています。
戦後は自民党の派閥による疑似政権交代がありましたが、それに慣れてしまっています。
細川政権・民主党政権は自民党型政治の亜流でした。
共産党は、「政権交代」を掲げていますが、「日本改革」の提案者化しています。
70年代に「民主連合政府・政権」を提唱しましたが、革新統一戦線構築を妨害されて、どの後は棚上げしてしまいました。
90年代後半、820万もの国民の支持を獲得しましたが、自民党に代わる受け皿として伸びていくことはできませんでした。
「自民党政権よりましの政権」論を提起しましたが、政権論は棚上げしてしまいました。
よしまし政権構築のための共闘から統一戦線餌の展望を具体的にできませんでした。
その最大の理由は「たしかな野党」論に浮き彫りでした。
このようにして、日本においては、政権交代・政権選択政治の日常化が実現できないまま、今日に至っているのです。
しかも、現在の、テレビは、芸能人やアスリートの「不祥事」は、これでもか、これでもか、と連日上から目線で報道して、いわば一億傍観者づくりに必死です。
この構造はいじめの構造そのものです。
こうした報道で、当事者たちに責任をとらせる!
しかし、巨悪に対して、同じような目線で追及して責任をとらせていません。
こんな風潮の中で、国民世論が形成されているのですが、それでも政権交代・政権選択論は風潮とはなりません。
しかし、安倍政権に対する国民の目線は健全です。
しかし、その健全さを野党は、安倍政権打倒派の国民は、引き出していいません。
このことは、無党派国民の「投票忌避」が2割以上もいるにもかかわらず、また安倍政権打倒派政党の支持率の2倍から3倍の安倍内閣不支持を表明している無党派国民はいるにもかかわらず。更に言えば、安倍政権の個別政策不支持が6割から7割もいるのに、その風潮を内閣打倒に収れんできていません。
このことは、民主党政権誕生の時は投票率は69%を越えていましたが、安倍政権誕生以後は5割しかいないこと、約2割の国民が選挙に行かない理由について、どれだけ分析しているのか、を見れば一目瞭然です。
どうやって無党派国民が選挙に参加できるようにするか。その作戦は具体化されていません。あまりに抽象的です。
そのことは、最近の朝日新聞の世論調査を見れば一目瞭然です。
安倍晋三首相に対する不信頼と同じように、野党に対する不信頼が浮き彫りになっていますが、このことに対して、どのように対応するか、全く思考回路が見えてきません。
そもそも、民主党政権の成果は、7割近い国民が投票所に足を運ぶ展望を示したことが政権交代につながったのではないでしょうか。
それは選挙公約のキャッチコピーに示されています。しかし、失敗した。
それは国民とともに政権を支える運動がなかったからだと私は考えています。霞が関・永田町の枠の中だけで政権を維持しようとした。
キャッチコピーを活かせなかった。
ではどうするか。
違憲満載のアベ政治に代わる政治を実現するのは
安倍晋三首相を批判して厚生させることではない!
安倍晋三首相に期待できない!
安倍政権を終焉させるためには
政権選択・政権交代の声を全国津々浦々に浸透させることだ!
安倍違憲政権に代わる新しい政権は、国民の討論と運動で創り、支える政権としなければなりません。
その運動の「錦の御旗」は、日本国憲法です。
安倍政権の違憲政治が、内政・外交に何をもたらしたか、そのことを踏まえ、すべての政策に憲法を活かす政策を対置する政権をつくることです。
そのためには、一致できる政策と合意できない政策を明らかにして国民の前で議論することです。
では、どうすれば不一致点を合意にまで高めることができるか。
国民参加の議論と運動を全国津々浦々で取り組むということです。
小選挙区地域では地域の課題で憲法を活かす政策をつくる。また参議院選挙区でも同じことを取り組む。
そうして合意形成が出来たら、政策協定を全国レベルと地方レベルで結ぶ。
新しい政権の構想・公約の最大公約数は日本国憲法を全ての分野で活かす!ということになります。
不一致点は保留して政権交代を実現する。
安倍政権よりましの憲法を活かす政権は、向こう4年間の暫定的限定的政権です。4年間で何を、どこまで実現するか。
ここを明確にしながら不一致点は国民の議論と運動で解決していくのです。
4年後に、自民党勢力との選挙で勝つために政策を、その時点で打ち出す。
勿論取り組み方の基本は同じやり方でやるのですが、政治の局面は複雑です。しかし、国家の最高法規である「日本国憲法を活かす」という点でブレないような強固な国民的合意を構築するのです。
不一致点は互いを認め合いながら話し合いで一致させていく、いわば「点から線」へ、そして「面」へ発展させるのです。
そんな取り組みを国民に提起する野党と安倍内閣打倒派の全ての組織と個人が必死になって取り組むことが、無党派国民に展望を示すことになるのではないか。
日本国民に問う!
日本の歴史における「政権交代」の歴史を教訓化すべきだ!
どうすれば、どんな時に「政権交代」が実現できたか!
無論ゲンダイにおいては非暴力的手段を使うのだ!