一無二少三多 写真は 仙台の壹貳参横丁
1月12日(金) 朝から寒気が厳しい。
町内で不幸があった。60歳である。 今の世の中では早すぎる。区長として列席し焼香した。 倒れて入院手術の甲斐なく2日間で帰らぬ人となられた。
約十年前検診で糖尿病と診断され、失明の危険にさらされていた。 入院加療の結果運転できるまで回復。元気に働いていた矢先の出来ごと。 傍目には元気そうに見えても透析を受けがんばっていたらしい。
福島民報の健康歳時記の記事を思い出す。
『糖尿病が怖いのは、病気が進むにつれてさまざまな合併症が現われること。それで目をやられ、腎臓をやられ、足が腐ってくる。
だが、最初のうちは無自覚、無症状だ。唯一つ、特徴的な変化は、肥満。二十歳代前半に比べて体重が六キロ以上(普通の体格の人で体重の10%以上)増えることが多い。そうした状態が十年以上も続く。』
この長い軽症糖尿病の時期に徹底的に生活を改めていけば、明らかな糖尿病の発症は招かないで済む。基本的な生活スタイルとして、池田義雄・前慈恵医大健康医学センター教授が勧めるのが「一無、二少、三多」。
『一無は禁煙、二少は少食と少飲(栄養のバランスよく腹七分~八分目。酒は飲んでも一合以内)、三多は多動(自分に合った適度な運動)、多休(十分な休養と睡眠)多接(多くの人と接し趣味豊な生活)。これは万人向けの最上の健康法である。』
いわれてみればもっともな事ばかりである。
近所に糖尿病が悪化し足を切断した方がおられた。それでも数年の寿命であった。
糖尿病は克己心との戦いである。いかに厳しく自制し、生活するかである。
まだ、人間ドックの結果からは安心だが、アルコールが最大のネックである。
糖尿病にならないように 「一無、二少、三多」を実行しよう。