会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

下町の灯り

2012-01-23 18:00:12 | 地域情報
2012年1月23日(月) くもり 
 昨晩 向いに住んでいる息子から外食しないとの誘いを受けた。
600mくらい離れた隣の隣の町にある「焼肉店」へ歩いて行った。看板の灯りが見えてほっとする。暖簾をくぐれば家族ずれ、グループ、溝中などの人々で満席。賑やかな話し声、笑い声、肉を焼いた煙、アルコールの匂い人々の熱気がむんむんしていた。

 10年前までは歩いて数分の所に食堂があり、店に出かけて食事をしたり、出前をとったものである。
 しかし、火事で焼けてしまった。隣の町内にあった食堂は奥さんを亡くして廃業。
 下町の夜の灯りが一つ、また一つ消えていく。

 

私の生まれ育ち住んでいる町は会津若松市材木町二丁目。
かっては300余の戸数もあった。表通りは市の幹線道路として重要であり、商店も軒を並べて賑わっていた。また、木工場・鉄工場・セメント工場では多くの人が働いていた。西若松駅は貨物を中心とした物流の拠点として市の経済発展に大きな役割を果たした。

それが現在は84戸と減少し、急激な少子高齢化で市内の過疎地の様相を呈している。大型店の進出、跨架橋の完成で人・物・車の流れが変化し、商店の灯りが少しずつ消えている。寂しい限りである。
 下町に 灯りと喧騒 待ちわびる