会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

会津の冬

2012-01-28 18:39:53 | Weblog
2012年1月28日(土) 雪 
 東京電力福島第一原子力発電所が立地していた大熊町に住んでいた町民は、爆発事故で止むなく各地に避難された。町役場と一緒に会津若松市には約5,000人が避難され各所の仮設住宅で会津の厳しい冬をはじめて体験された方も多い。
 また、永年お付き合いしていた近所の方々とばらばらになったり、家族が離れ離れに生活したりして苦労されている。
  
 寒いと外に出たり、体を動かしたりしたくない。暖かい部屋でテレビでも観ていたほうが楽である しかし、毎日毎日同じような生活をしていると、気が滅入って鬱状態になりがちである。会津若松市の東の高台にある松長団地は風が厳しく市内よりも気温が2~3度低い。この団地の一角にある仮設住宅に住んでいる大熊の方々は、冬の寒さ、雪の多さにびっくりされている。歩行も運転も難儀されている。
 
 しかし、その雪が人々を外にいざない、身体を動かし、隣近所のお付き合いを生んでいる。だれかが朝早く雪片付けを始める。その音を聞いて一人、二人と雪片付けの輪が広がっている。そして「お早うございます。こんにちわ。寒いですね。」と挨拶するようになった。全く知らない人、会話もない生活から雪のお陰でコミュニケーションが生まれていると聞くと会津の冬、会津の雪もなかなかいいでしょう。
 
 この厳しい冬が固雪になり道なきところも歩ける。そしていろいろな発見がある。
節分が過ぎると暦の上では立春である。一日一日暖かくなり、雪が融け土手につくしやふきのとうが出てきたら四季のはっきりしている会津の素晴らしさを感じてくださるだろう。会津っていいなーと。
  雪が降り 隣近所が 賑やかに