アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

予習シリーズ、買いました。不本意ながら

2009年12月26日 | 中学受験
人はなぜ、「もう二度とやるまい」と思ったことを繰り返してしまうのだろう、性懲りもなく…

予習シリーズ、買いました。四年前半の算数国語理科社会。「漢字の練習」と「計算と一行問題」も。

こじろうが四年のとき、メインは和太鼓だったので塾はいかず、でも「中学受験を目指すほかの四年生がどんなことをしているか知っておくのは大事」ということで、四谷大塚の月例テスト(月例といいつつ年7回)を受けました。

最初の二回くらいはほんとにそのまま受けたのですが、そのうち予習シリーズというものを買うと範囲というものがあるそうだっていうんで(遅っ!)ようやく入手しました。でも勉強する時間があるわけじゃないんで…

いやまぁ、多少はやろうとしたんです。ただ、そのころのこじろうの国語力ときたら…
問 雪と水をいっしょに流してしまうために道路のわきにつくられた溝を、何といいますか。
というのがあったとして、それをぺらりとめくってテキスト本文に戻れば、
「道路のわきには流雪溝という溝がつくられています。この溝に水を流して、いっしょに雪を流してしまいます。」
と書いてあるんだから、はいはい、「流雪溝」ね…と写せば済むところ、こじろうは答えを探すことも写すこともできませんでした。

それで、つきっきりで、ここいらへん読んでごらん、答えは太字になってるよとかほとんど答えに近いヒントをいいながら進めようとしても、できない、わからない、うわーうおーと机の下に潜り込み…とまぁ、たいへんだったわけなんですよ。(*)

とてもじゃないけど面倒見切れないので、次こそは!!

・中学受験をしない
・四年から塾に入れる
・中学受験をするが、五年入塾まではなにもしない

の三択でいこうと思ってました。ところが、はなひめの希望は「中学受験をする」「バレーボールをやる」ということで、残る選択肢は

・中学受験をするが、五年入塾まではなにもしない

となり、でも冷静に考えると五年入塾から半年くらいの、あの波に乗れない間もとてもしんどかったし、算数ができないと推察されるはなひめがあそこからじゃやっぱり厳しいような気がする、とかごちゃごちゃ考えているうちに…

やっぱり、家で予習シリーズをぱらぱらやりながら、月例テストだけ受ける線がいいんじゃないか、という結論になりました。はぁーーーーー。

はなひめ本人は、宅配で届いたぴかぴかのテキスト類を見てたいへん乗り気。「いつからやっていいの??」とワクワクです。母どんより(-_-;;

現実問題、今の生活の中でも、やらなきゃいけないのは学校の宿題と公文と風呂洗いだけなのに、それをすぐ後回しにして、まったりのんびり漫画読んだり絵を描いたりテレビを見たり兄たちと喧嘩したりしているうちにすぐ寝る時間オーバーしちゃって大変なのに、どこにどうやって予習シリーズやる時間をつっこむんだよ!! っていうか、時間はあるけどそれはあらかた親不在の時間なんだから自分で使わなきゃその時間はないも同然。

どうやって回すんだろう。謎です。

過去の自分が書いた、「はなひめ三年生のうちに」を読み返しつつ、もうそのとおりなんだけど実際のところ、この一年間ほとんど進歩なかったよなぁと思いつつ、はなひめの汚部屋を見てため息。


(*) 当然のことながら、当時は偏差値30台とか平気で取っていて、なかなか単科でも偏差値50は取れなかった。詳しくは「偏差値30からの…ネイティブ・スピーカーをめざす旅
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自作バイオリンでチャルダッシュは弾けるのか!?

2009年12月25日 | バイオリン
昨日は年内最後のバイオリンレッスン。

そりゃー持って行きますよね~先生にウケそうだもん。自作バイオリン。で、大きな紙袋に自作バイオリンを放り込み、わくわくと家を出たが、気がついたら楽譜とかの入ったいつものかばんの方がない(笑) 慌てて家に電話してまたろうに下まで持ってきてもらい、ぎりぎり間に合った。ふー。

部屋に入っていくと、紙袋からはみ出して見えるネック部分に、「えっ、これ何ですか??」と食い付く先生。「日曜日に、バイオリン作ったんですよ~」と状況説明しながら、A線だけ合わせる。「あ、調弦できるんですね。触りた~い」と先生。よしよし。

そこで、六角レンチごとお渡しして「お好きにどうぞ」といってみる。私のほうはいつものバイオリンの準備をしながら、バイオリン製作のコンセプト(「子ども一人に一つのバイオリンを」)などについて補足。

先生は、調弦したあと早速音を出してみて、「おー、よく鳴りますねー」。そうでしょ、けっこう鳴りますよね、っつーか、すんごいよく鳴ってますな(o_o;; 弾く人がいいとやっぱ違いますね。ビブラートもかけてもらってバイオリンも気持ちよさそう。

さてレッスンの方はと…前回、発表会で弾く曲を決めたので、「カントリーロード」がメイン。その前に教本のほうは、ト長調の分散和音からですね。ちゃんと練習してきましたよ~

まず、スラーなしで。それから、2つずつ、4つずつと、スラーありで。危なっかしいところもあったが、マルをもらった。そしてページをめくると…えっ、めくるんですか先生。心の準備が。。

今日は「カントリーロード」で手一杯だとふんで、「五月のうた」は前回のレッスンから一度も練習してなかったよ。手作りバイオリンと戯れるのと「カントリーロード」の練習するので全部ふさがってたからなぁ…。

でも、この「五月のうた」って、ト長調分散和音の練習とよく似てませんか。案外いけるかもよ。と思って、先生には一言も、練習してこなかったとはいわず弾き始めた。案の定、「ソソーシレーソレー…」あたりは、前回よりむしろスムーズ。しかし、4の指と開放弦の切り替えのあたりは、頭に入ってなくて慌てたが、もう一回弾いてマルもらった。

マルもらってから先生に、練習してこなかったことを自爆して、「復習しておきますから」と言っておいた(^^;;

「カントリーロード」は、弓の上げ下げについては前回ざっとやったのだが、今回は弓を離すかどうか、弓のどのへんまで使うかなど細かいところを説明してもらった。説明してもらったからといってすぐにはできないけど、年末年始に練習する分くらいちょうど課題ができてよかった…ということにしておこう。

さて、レッスンが済んで、片付けながら、手作りバイオリンを弾いてみて案外弾きやすいと思ったこと、何が違うかというと、弦と指板の距離が違う(手作りバイオリンは弦が低い)ということを話した。「ふつうのバイオリンのほうも、駒を削って低くすると弾きやすいということはないでしょうか」

すると先生は、まず、手作りバイオリンが初心者に弾きやすいように細かい工夫がされていることにも感心しつつ、「駒を削って調整するのはあるんですよ」と説明してくれた。

えっ、じゃあ、削ってもらっちゃって、4の指もすいすい押さえられるようにしたいなぁ。それってズルですか?? 弦が低いことで何かデメリットはあるんですか??

「別にズルってことはないです。微調整ですし…そういうふうにする人います。やってみてもいいですよ」と先生。おおっ、これは行けそうだ。「弦が低いと、戻る力が小さいでしょう。だから、すごく速い曲とかはかえって弾きにくくなるかもしれません。音がぱきぱき歯切れよくいかないでもごもごしちゃうというか…例えばチャルダッシュとか弾きにくいかも」

「…あーでも、チャルダッシュ弾いてみようかな」と、手作りバイオリンを再度手に取る先生。いきなり後半の速いとこ。

- 手作りバイオリンでチャルダッシュ -

「弾けますねー意外と(^-^)」
ってか、めちゃくちゃいけてますけど、先生~フラジオレットまできれいに。
録音機持って来るんだったと激しく後悔orz
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コントラバスはパgani蟹の夢を見るか!?

2009年12月24日 | ピアノ
主役楽器というイメージはあんまりないコントラバスだが…

Aniaさんの「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」を伴奏するとき、その曲を知らなかったのでいろいろ検索していて、池松宏さんのCDに辿り着いた。そして試聴は各曲の頭40秒だかしか聞けないんだけど、それでもぅグワシとつかまれて、即クリック。

コントラバスってこんなにかっこよく、こんなにしっとりと歌える楽器なんだ!! というのが新鮮で、これはもう絶対生で聞いてみたいと思ってコンサートまで予約。それがずいぶん先の日にちだったもんでようやく昨日行ってきた。もちろんAniaさんもいっしょ(^^)

会場は、パイプ椅子ぎっしり並べて100人くらい入れる小さなスペースで、こじんまりした一体感が魅力だが、すわり心地がよくないのと、女子トイレが少ないところが難点。途中から合議により(^^;; 男子トイレも併用しましたが長蛇の列がはけるのにだいぶかかりましたよ。

プログラム前半は、ラフマニノフのチェロ・ソナタ。コントラバスのために書かれた曲はたいへん少ないので、なんらか編曲されたものが多くなるけど、チェロの曲を使うというのが一番素直。この曲は池松さんのCDでも聞いたけど、そしてチェロでも聞いたことがあるけど、めちゃめちゃ切ないくらいかっこいい曲なんだよねぇ。

んっ?? ピアノがどうも、うまくのれていないようで、ちょっとずれたり落ちたりしている。さすがプロなので落ちたときのリカバリーは早いけど、ちょっとこれはないんじゃないのかな。おかしいな。CDでは完璧だったけど。そりゃ取り直しとかできるけど、同じ人には見えないな、いや聞こえないな。
(休憩時間になってから、さっきAniaさんに返したばかりのCDを見せてもらい、伴奏が別人であることを確認)

池松さんも最初ちょっと弾きにくそうにしていた(ような気がする)けど、途中からはそれなりに合わせてノリノリの演奏を聞かせてくれた。やっぱ生はいいわ~コントラバスの深みのある音色も素敵なんですけどアナタ、池松さんがめちゃイイ男なんですわ。

20分の休憩時間には、一階のギャラリーに移動して、グラスワインのサービス。あ、ワイン以外にもあったけど…お茶とか?? Aniaさんと私はワインしか目に入ってなかったもんで。よしぞうはコーヒーを飲みながら私に、「池松さんもろ(イイ男の)ツボでしょ??」と聞いてくる。さすがよくわかってらっしゃる。「だってすごい乗り出して聞いてる、いや見てるんだもの」

平らな床に椅子を並べているスタイルなので、舞台がちゃんとあるのと違ってコントラバスが見えにくいのである。Aniaさんは手元が見たくてもっと乗り出してたんだけど、私は手元はともかく顔とか見たいので(笑)いっしょうけんめい前の人の頭の隙間を狙っていたのだ。

休憩が終わって、次の曲は「パgani蟹」←タイプミスじゃないです。この曲は、強いて言えば、かの有名なパガニーニの主題による変奏曲…なのかもしれないのだが、コントラバスを素直に弦楽器として使っている部分のほうが半分以下というほど、特殊奏法てんこもりなのである。

コントラバスの胴体を叩く音も、「こぶしで叩く」「指で叩く」などいろいろあり、楽譜には叩く指の番号まで指定されているというから恐れ入る。まぁそれはいいとして、コントラバスはたいていの場合、弦を押さえる左手で音程を作り、弓を持つ右手で音を作るものなんだけど(っつかそれ以外ふつう考えないっスね)、右手の弓で弦を叩く叩き方によって音階を出す奏法まであり(説明が変ですがよく理解できなかったので略)、超絶技巧の連続になっている。

その他、どうも弓の背(毛の逆側、木の部分)で弾いているようなところとか、全貌はよくわかんなかったけど、弦楽器的部分と打楽器的部分と半々くらいの曲(といってもコントラバス一台)。池松さんが言うには「この曲は10回以上弾いているのですが、そのたびにものすごく練習しないと、まったく変奏曲に聞こえないんです。しかもそれだけ練習しても他の曲にはまったく生きないんですよね。この曲で人生無駄にしているというか、この曲にさえかかわっていなければその時間で釣りでもなんでもできたんじゃないかと」

いや、その曲にわざわざ付き合っていらっしゃる池松さん、かなりお好きなんじゃないですか?? 左手の甲に「蟹」をつけて、鮮やかなピンクの毛を張った弓(*)で登場です。曲の中には表情や手の動作など、演技っぽいところもあるけどすごい堂に入ってますよ…で、確かにパガニーニの変奏曲だ。よく聞くと。

このコンサートのポスターには、コピーとして「コントラバスの限界に挑戦」(記憶不正確)てなことが書いてあったんだけど、確かに限界に挑戦している。単なるキワモノなのか芸術なのかぎりぎりなうえにただひたすら難しいという、いったい池松さん以外にこの曲を演奏している人がいるのかどうか??

とてもおもしろかったんだけれども、でも、シューベルトのアヴェ・マリアとかカッチーニのアヴェ・マリアのほうもある意味「限界に挑戦」というのか、独奏楽器としてのコントラバスの魅力を限界まで引き出そうとしているように感じられる。私としてはこっちのほうが余計興味あるかな。

コントラバスなのでとても低い音が出るわけで、これがオーソドックスな魅力としたら、一番高い弦の指板ぎりぎりのところまで活用するとずいぶん高い音まで出る。このへんは技術的にとても使いにくいと思うのだが(ですよね、Aniaさん??)、とにかく隅から隅までずずずいっと余裕で豊かな表現力を発揮しているところがすばらしい。

アンコールは三曲、なにしろ最初のアンコール曲を始める前に「アンコール一曲目は…」と話し始めてヤル気十分(^^;; ゆったりした曲のあとに二曲目は「チャルダッシュ」。この曲は「ミニチュアバイオリンでチャルダッシュ」の印象が強くて(私だけ??)ネタもののような気がしてしまっているが、ここでもネタものだった。

「この曲は後半の派手な部分が注目されることが多いですが、今日はむしろ前半の部分で私が自由奔放に弾きますから、ピアノがどのくらいついてこられるかにご注目ください」…で、ほんとにすんごいたっぷり「溜めて」歌いまくり、「行くのか? 行くのか?」と様子を伺っているピアノがおもしろく、お客さん大喝采。後半の超絶技巧で〆。かっこいい~(*^-^*)

「Aniaさんがチャルダッシュ弾けるようになるまでに私もピアノがんばらないと!!」というとAniaさん、「…20年待ってください」。いいですよ~待ちますよ~楽しみですね。CDを持って並び、サインをもらってほくほくで帰ってきました。

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(*) ほかの曲では、虹色の弓。叩く用(?)と分けてるのかもしれない。
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ピアノレッスン: 祇園精舎の鐘の声!?

2009年12月23日 | ピアノ
フォーレのノクターン第四番のレッスンも四回目。

前回いちおう「最後までめくった」とはいっても滞り方はけっこうすごかった。今回はつっかえながらもまぁまぁ流れて最後まで…「だいぶまとまったわね。10分かからなかったし」…先生ソコですかい。

それで、前回は和声の話をしようとしてあまりまとまらなかった先生なのだが、今回はいきなり核心に迫りたくなったらしい。

つまり、先生は私の「コドモのピアノ」について、メロディーを歌うという点で大幅改善を狙いたくてこの二年くらいずーーっと考えていたのだが、搦め手からもっていこうとしても反応がないので、メロディーを支える和声進行の話をして…いやいやもういきなりメロディーの話をしようと思い立ったのだ。

「メロディーについてどう考えている?」と先生。
どう考えている? ったって…ねぇ…私が困っていると、
「バイオリンではどんな感じ?」とさらに畳み掛ける先生。

まぁね。ピアノがたくさんの音に注意が分散しちゃうのと違って、バイオリンのほうが私がやっても平板にならないような気はするんですよ。下手とはいっても「もののけ姫」の録音を自分で聞くとピアノのときの自分とちょっと違うような感じがするし。でもね。

「んーまだ強弱もロクにつかないのであまりにも…」
「そうか…うーん」
と、先生は方向転換を考える。そしていきなり、

「じゃ、詩はどう? なんか暗唱できるものない? 祇園精舎の鐘の声…とか覚えてる?」
先生それ詩じゃないですけど。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす、と私がいうと、
「そう、そうなんだけれどそれは記憶を辿っているというか棒読みよね。それをもし、平家物語の舞台のナレーション係として言うならどうなる??」

私こういうの超苦手なんですけど(-_-;;

とまぁ、なんだかわけのわからないことになってきた。何がいいたいかというと、棒読みとそうじゃないのと何が違う? ということなんだけれど、強弱、抑揚がついているということになる。

抑揚は、ピアノのメロディーなら始めからついてるに決まってるのだが、それに強弱をつけるとなると、
(1) 音が高くなるときは強く低くなるときはやさしく
(2) 四拍子なら1(強)2(弱)3(やや強)4(弱)
(3) フレーズの終わりは弱
というような原則がある。

(1) のほうを強調するとロマンチックな感じになり、(2) のほうを強調すると素朴な感じ(歩いているような)になる。(3) は絶対だが、スラーの終わり部分でも、次につながるようなところがたまにある。など。

いやさすがに、私もクラシックファン長くやってるんで、原則はいちおう知ってますけど、自分がやれるかどうかは別でしょう。

先生は、私に今回の曲の一ページ目をメロディーだけ弾かせてみて、かすかに上記原則にしたがって強弱がついているけれど、幅が小さすぎるといいます。自分の好みもあるからいろんな演奏を聞いてみて、メロディーをどう歌っているかに注意を払ってみて、と。

CDで聞くのと生で聞くのと違うと思うんだけれど、だいたいCDで聞くプロの演奏は、もちろん平板ではないんだけれど、そんなドラマチックに強弱を強調してないような気がする。ベースとなるテクニックがものすごくあって、きちっとコントロールされているから、大げさなニュアンスでなくたって、伝わるんだよね。

そういえば私の先生は、プロにしちゃえらく大げさについてるほうだな(^^;;

というわけで、七年目にしてブチ切れた(?)先生にいきなり核心に迫られた。こちらのリアクションは!? という半端なところで年内のレッスン終了。

今日の弁当:
休日ですが、はなひめがバレーボールの試合にいくのでその弁当。
スペシャルサービスでお握りを作った。
おかずは、玉子とブロッコリーと冷凍しゅうまいを一緒にヘルシオ蒸しするという簡略版。
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手作りバイオリン、さて音の方は??(動画有)

2009年12月22日 | バイオリン
バイオリンが完成して調弦もなんとかまとまり、ひとしきり弾いてから片付けて…

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それでも余裕で終了です。予定を早めてカラオケボックスに移動することになりました。ぞろぞろと文化センターを出るとき、受付の人が「バイオリンってできたの??」と気にしていたので袋を開いて「ほら(^^)」とお見せしました。「へーえぇバイオリンがねぇ…」と感心されました(呆れていた??)。

カラオケボックスに着くと、いきなり部屋正面のカラオケ装置の音声をオフにしてバイオリンを鳴らす変な集団。なにしろ、録音をしなければいけないことになってるのでそこまではみんな真剣です。今回のWeb発表会のラストを飾る曲を、みんなの作りたてのバイオリンで弾くんです。

当初部長さんがメールに書いてくれた旋律の出だしが間違っていたので、Rewey@たくさんが代わりに、その開始の音を尊重した調で譜面を準備してくれていました。ところが部長さんの本意はそちらではなく、その一音上。「そうすると開放弦が多くて簡単なんだよ」

そこで急遽、調を変えることになって、試してみると確かに簡単なのですが、みんな「心の準備」ができてないので混乱しています。すると今度はつてぃんさんが五線譜ではないですがカタカナ(ドレミ)で走り書きしたメモを作ってくれて、みんなでそれを回し読みして確認。よしゃこれでいこう!!

と、まぁ無事に録音終わりましたよ。よかったよかった。それからは座がこなれて…。

私は先生のバイオリンを貸してもらって弾いてみました。すると、基本的には同じ作りのバイオリンのはずですが、ずいぶん弾きやすいんです。何が違うのかなぁ?? 先生によれば、作りたてはやはり弾きにくく、一ヶ月くらいすると鳴りやすくなるものなのだとか。「まめに弾いてやるとだんだんこなれてくるんですよ」

もちろん、弾くだけではなくて、このバイオリンの場合は手を入れるということも重要。みんなネックを削るにもおそるおそるやってるので、ほとんどの人がふつうのバイオリンから比べるとものすごく太いネックを作っちゃってます。それを削っていって好みの太さに直すというのがひとつ。

それから、角とかもやすりで削ってきれいにして、白木のバイオリンにペイントをするといいそうです。「白木のままでは、使いにくいとか持ちが悪いとかありますか??」と聞くと、「それはないんだけど、やっぱりね…うまく説明できないけど塗ってあげたほうが、なんかいいんだよ。女の人がお化粧するみたいなものでしょ?? やっぱいいよねちょっと」…いやその、先生が「女の人がお化粧するみたい」にどんなイメージをこめているのかよくわからないんでなんともいえないんだけど…

先生のバイオリンは、丁寧に塗って使い込んであって(五年くらい経っているそう)、手触りがいいだけではなくて、鳴りもやっぱり違うような気がします。木や接着剤の乾燥が進むことのほかに、安い材料とはいえ木なので、多少はやはり振動で「成長」するという面があるのかもしれません。

そうそう、作りたてのバイオリンどうしも微妙に音が違うようで、もっともこれは、弾き手が違うと違う音がするのは当たり前なんで、慎重に交換してみないとよくわかりませんが。同様に仕入れた木であっても、一枚一枚の取りようで木目の具合も多少違うわけで、響きが違うのだろうとのことでした。もちろん作り手の接着が下手だったりすれば音に響くでしょうしね。

このバイオリンの場合、裏板は合板なのですが、表は一枚板(ひのき)です。合板で表まで作ると「とてもがまんできない音になる」。その他、弦もコストダウンを狙って、バイオリンの弦として売っているもの以外でいろいろ試してみたそうですが、どれもバイオリンらしい音にならなかったとか。今使っているのは中国製とはいえバイオリン用の弦で、四本セットで1000円ちょっとで仕入れているそうです。

すぐ切れるE線だけは、ただの金属線なのでエレキギターの線でもいけるとかで、まとめ買いしておいて、張るときに切っちゃった人に代わりに渡すのに使っているそうです。「一本50円だから、切る人がたくさんいても大丈夫」

先生手作りの弓は、なかなか工夫されてよくできているのですが、持ち心地があまりよくないし、弓がしっかり張れるようなものではないので、家に帰ったら手持ちの弓のほうで手作りバイオリンを弾いてみようと思っていました。つまり、手作りバイオリンはなかなか良いけれど、さすがに弓は「本物」のほうがいいだろうと思ったのです。

ところが、実際にその組み合わせで弾いてみると、ぜんぜん良くなっていません。硬くて、聞き疲れする音です。なんか金属っぽい響きがします。常識的に弓として優れた特徴を持っていることと、全体のバランスをとって響きが良くなるということは別物のようです。

この先生は、作りやすさ・弾きやすさ・鳴り・コストの多方面をにらんでバランスよく改善するのが上手なようで、現在のキットはほんとうによくできていると思います。でも先生は「リコーダー並みの値段まで下げたい」とのことでまだ挑戦は続きます。

さて、気になる音ですが実際に聞いてみてください。
手作りバイオリン「白ばらの匂う夕べは」「狩人の合唱(繰り返し省略)」
通常のバイオリン「白ばらの匂う夕べは」「狩人の合唱



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今日の弁当:
今日からはなひめの給食がなくなり、学童に持っていく弁当が必要になります。
肉団子、ブロッコリー、焼きかぼちゃ、プチトマト、オムレツは昨日の残りのバジルポテトが入ってます。
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