「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

     自転車は歩道を走ってもよいのかー

2007-06-03 05:03:03 | Weblog
膝を痛めてから、自転車に乗る機会が多くなった。都会では自転車
専用道路が少ないので、どうしても歩道を走ることになる。厳密にい
うと、自転車乗り入れの標識がない道路の走行は交通違反のよう
だが、僕の住んでいる街にはない。交通量の多い環状7号線を走る
わけにはいかない。

自転車の関係する事故が年々増えてきている。僕は自転車で歩道を
通るときは、ゆっくりと、周りを注意して通るが、なぜか若い女の子が
猛スピードで左側を後ろから追い抜いてゆく。自転車は車道側を走る
規則だそうなので、僕の違反なのだが、追い抜くなら声をかけるなり、
ベルを鳴らしたりして貰いたいものだ。

日本の場合、自転車専用道路を大都会につくるのは物理的に難しい。や
はり自転車と歩行者が共存しなければならない。共存ということになると
今のような曖昧なルールではなく、自転車も歩行者もそれを守る法規をつ
くり徹底すべきである。

先年自転車”先進国”といわれるオランダを観光旅行した。たしかにアム
ステルダムの街は自転車道路は整備されていたが、若者たちが我がも
の顔に専用道路を走っていた。オランダの法規をしらない”おのぼりさん”
にはとても危険に感じた。

歩道上での自転車による人身事故など、昔はとても考えられなかったが、
現実に起きている。問題は人命の尊重である。きちんとした法をつくって
も人間がこれを守らなければ、なんにもならない。