「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

    ”老人食い物企業”は撤退を!

2007-06-09 05:24:13 | Weblog
”コムスン”廃業 譲渡へ”と新聞が大きな見出しで伝えるまで、僕はこ
の会社の名前を知らなかった。僕ら夫婦の年齢は合計150歳、二人とも
元気なほうで介護保険は支払っているがお世話になったことはない。

コムスンが虚偽の内容で訪問介護事業をして国から指定解除を受けると、
今度は全事業を同一資本内の別会社へ譲渡するという措置にでた。さす
がに厚労省も都道府県も”処分逃れの脱税”と非難しているが、会社側は
措置を”凍結”しただけで介護事業からの撤退はしないと表明している。

厚労省や都道府県だけではない。僕ら夫婦も怒っている。僕らは二人で年
間12万1千円も介護保険料を支払っている。将来お世話にならぬとも限ら
ないが、この額は僕の年間企業年金、7万8千円より多額だ。一年に一度
ぐらい夫婦で旅行をと思っていた、この年金は介護保険料の支払いですっ
とんでしまった。

介護保険料は「年金」から有無をいわせず天引きである。「年金」支給が
誤っていても、こちらは待ったなしである。国の厚生行政のどこかにたる
みがあるようにみえてならない。一方、老人介護企業は、やはりコムソン
の親会社名、グッドウイル(Goodwill)=善意をもって経営して貰いたい。
貧者の一灯かも知れないが、この事業は多くの健康な老人からの醵金もあ
るのだから。六本木のディスコの経営と一緒にして貰っては困る。