「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”年金”問題解決は河清100年待っても!

2007-06-11 05:07:18 | Weblog
5,000万件をこす「年金記録紛失」問題は百年河清を待っても解決は
今のやり方では無理だ。理由は簡単。問題処理が本人の”申告制”だ
からである。正しく年金が受給されているかどうかは、本人が社会保
険事務所と接触しない限りわからない。接触がなければ、宙に浮いて
しまっている番号は、誰のものか永久にわからない。

僕の場合「国民年金・厚生年金保険年金証書」に統一基礎番号が記載
済みで、平成3年、厚生年金受給時に社会保険事務所で過去の年金記
録をチェック、間違いないことを確認している。しかし問題は古い「年金手
帳」である、これには再交付の印とともに二つも厚生年金番号が記載され
れている。平成9年の基礎番号移行時に正しく処理されたと思うが、そう
なければ、”紛失”番号として残ったままだ。

僕ら70代後半の人間は、まずPCによるチェックは無理だと思う。周りの
友人の中にはFAXさえ操作できない。介護の世話になったり、認知症の
者もいる。公的年金が正しく支給されているかどうか確認せよといって
も無理である。いわんや僕のようなケースは、わざわざ社会保険事務所
とコンタクトする必要はない。

共済保険の役人や議員年金の政治家では、本当に国民が心配している
年金問題を理解していないのではないのだろうか。安倍総理は1年解決を
約束しているが、いつ、どのようにして”幕引き”宣言をするつもりなのか。