日本新聞協会が「Happy News 2007」を募集している。読んで幸せな気持ちに
なった新聞記事をコメントして協会に送れば、審査の上で10名に賞金(一等大
賞30万円)をくれる。「Happy News」とはいま一つ意味不明だが、最近はどの
新聞も暗い、殺伐とした記事が多すぎる。協会もそれに気づき、こんな企画を
考えたのであろう。
1950年代、僕は”かけだし記者”で、”サツまわり”をしていた。NHKの人気
ドラマ「事件記者」より前の頃だ。警視庁管内の警察署を四つか五つ担当、事
件カバーしたが、そんなに毎日記事になる事件はない。デスクから”街の美談”
を探せとハッパをかけられるが、これまたそんなに転がっているものではない。
きのう大学時代の友人から夫婦で昼食会に招かれた。彼は同窓でも戦地から
の復員がおそく、僕より一回り上で87歳。が、とても元気で週に1,2回、鎌を
持参で母校へ行き、キャンパスの雑草とりをしている。健康と母校への感謝を
こめての奉仕だ(彼はそれを口にはださなっかたが)なかなか出来ないことで
ある。僕はこの話を聞き“かけだし”の頃なら早速記事にしたのにと思った。
戦争中の”百人斬り”といった作られた”美談”は困るが、時には潤いのある記
事も欲しい。読者は”バラバラ事件”の詳細とか、事故の悲惨な不必要の状況な
ど望んでいない。心温まるニュースがあれば読者の気持ちもなごむ。
なった新聞記事をコメントして協会に送れば、審査の上で10名に賞金(一等大
賞30万円)をくれる。「Happy News」とはいま一つ意味不明だが、最近はどの
新聞も暗い、殺伐とした記事が多すぎる。協会もそれに気づき、こんな企画を
考えたのであろう。
1950年代、僕は”かけだし記者”で、”サツまわり”をしていた。NHKの人気
ドラマ「事件記者」より前の頃だ。警視庁管内の警察署を四つか五つ担当、事
件カバーしたが、そんなに毎日記事になる事件はない。デスクから”街の美談”
を探せとハッパをかけられるが、これまたそんなに転がっているものではない。
きのう大学時代の友人から夫婦で昼食会に招かれた。彼は同窓でも戦地から
の復員がおそく、僕より一回り上で87歳。が、とても元気で週に1,2回、鎌を
持参で母校へ行き、キャンパスの雑草とりをしている。健康と母校への感謝を
こめての奉仕だ(彼はそれを口にはださなっかたが)なかなか出来ないことで
ある。僕はこの話を聞き“かけだし”の頃なら早速記事にしたのにと思った。
戦争中の”百人斬り”といった作られた”美談”は困るが、時には潤いのある記
事も欲しい。読者は”バラバラ事件”の詳細とか、事故の悲惨な不必要の状況な
ど望んでいない。心温まるニュースがあれば読者の気持ちもなごむ。