「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         年金からの天引きはなかった!

2008-04-15 11:31:28 | Weblog
金融機関でチェックしたら僕の年金から医療保険金は天引きされていなかった。
瞬間、思い出した。新聞で東京都では準備が間に合わず、年金からの天引きが
10月からという区もあるという記事だった。まったく僕が住む目黒区は不親切で
ある。今朝の新聞に挟まれていた「めぐろ区報」(4月15日)には「後期高齢者医
療の医療負担金と給付内容をお知らせします」という記事があるのに天引きの
延期にははまったく触れていない。区によっては、きちんとそのことを”再通知
している。

福田総理が「一生懸命努力して説明したい」といくら謝っても、第一線の現場がこ
れでは、老人を混乱させ、つまらぬ事で政府への怒りが強まるだけだ。


     政争の具にするな 後期高齢者医療問題

2008-04-15 06:09:14 | Weblog
後期高齢者医療制度による保険金が今日から年金から天引きされる。あとで金融機
関に行きチェックするが、天引される朝までその額が不明なところに、この問題の問題
がる。自身が後期高齢者である僕は、この問題について、すでに2月26日、3月15日、
同25日、4月1日、同3日と5回もブログで書いているが、第一の問題点は年金という限
られた収入の中で生活している年金生活者が、これからの新制度の下でいったいいくら
健康保険料を天引きされるかという不安と生活設計である。

昨日14日”おばあちゃんの原宿”という東京・巣鴨のとげ抜き地蔵通りで野党四党の幹
幹長が集まって後期高齢者医療制度反対の共同街頭演説会を行った。毎月4のつく日
は縁日で”おばあちゃん”が大勢集まるという発想からのようだが、僕ら後期高齢の”お
じいちゃん”は巣鴨などいかない。民主党の鳩山幹事長が"姥捨て山よりひどい制度”と
批判していたが、本当にこの人は新制度を理解しているのだろうか。

もっとひどいのは自民党の伊吹幹事長だ。テレビで”新制度によって保険料の下がる人
の方が多い”と発言していた。もし、それが本当ならば、厚労省や自治体の窓口に問合
が殺到するわけはない。与野党ともに”生活者の視点に立って”といっているがまったく
まったくわかっていない。本来はこうした問題は、制度がスタートする前に国会で十二分
に尽くすべき問題ではないかー。解散風が吹いて、政治家たちは、なんでも政争の具に
したがっているが、高齢者の気持ちも忖度して、これ以上この問題で政局を混乱させて
貰いたくない。