「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         後期高齢者の怒りの一票

2008-04-20 12:22:27 | Weblog
きょう僕の住んでいる東京の区長選挙があり、近くの小学校の投票所へ行って
きたが、午前中なのか投票所はガラガラで、閑古鳥の鳴きそうな状況だった。
僕もふだんなら、区長選挙なんかに行かないのだが、今回だけは後期高齢者医
療をめぐる区の不手際に怒り、現職区長に反対票を投じてきた。

選挙は現職の区長に対して女性候補二人がたつ構図だ。僕は二人の女性候補
に投票する気持ちはなかったが、区の後期高齢者医療制度をめぐる対応があま
りにもお粗末なので、その長を是認する訳にはいかず、不承不承だが、女性の候
補に一票を投じてきた。

この区は4月15日からの後期高齢者医療費保険の年金天引きを10月まで延ばし
た区の一つだ。”間に合わなかった”というのが、延期の理由だが、わざと事務手
続きの煩雑さ避けた嫌いがある。他地区の天引きが始まった日に届いた区広報
には、延期のことが一言も触れていない。7月の所得が確定してから区民に新保
険額を通知するつもりなのだが、その説明も十分ではない。

気になるのは選挙の投票率だが、老妻と娘は昨日のうちに"不在者投票”を済まし
ている。特にきょうどこかへ行くという予定はないのだが、住区センターへ行ったつ
いでに投票してきたのだという。老妻の話では老人会のお仲間でも"不在者投票”
が多いという。後期高齢者の選挙の票がどこに投じられるのかー。"長寿”と名前
を変えただけでどうだろうか。