「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        男性長寿日本一 横浜市青葉区

2008-04-26 05:39:51 | Weblog
厚労省の全国市区町村別平均寿命(2005年)番付が発表になって男性では横浜市
青葉区が81・7歳で全国一、僕の住んでいる東京目黒区も第十位にランクされた。
後期高齢者にとって長寿は有難いことなのかどうか、分からないが、まあ素直に喜ぶ
ことにしよう。

横浜市青葉区には、毎年年賀状を交換している旧友が三人いる。彼らの共通点は昔
東京の区部に住んでいたが、昭和40年代に東急田園都市線が開通した時代に青葉
区に移り住んだ。田園都市線は昭和41年、それまで渋谷から二子玉川までの通称玉
電(路面電車)が地下鉄化され、さらに溝口(川崎市)から長津田(横浜市)まで延長さ
れた路線である。この新線の開設で、今まで山野や田畑だった郊外にニュータウンが
誕生した。

僕の親友の一人で青葉区住人の一人に長寿の秘訣を聞いてみた。その第一は裕福で
あること。役人の共済年金やサラリーマンの厚生年金でも平均以上の所得者が多く、
さらに自宅を持っている。多分、年金生活者の平均希望生活費月額30万5000円(日本
ファイナンシャル・プランナーズ調べ)をクリアーしている人が多いのではないかという。

第二の秘訣は生活環境の好さだ。彼に言わせると青葉区の中心地「たまプラーザ」駅
前にはモダンなショッピング・モールがある一方、住宅街には緑が濃く公園も多い。そ
れに都心の渋谷まで急行に乗れば僅か30分という便利さだ。彼の言葉をさらに引用す
ると、長寿するには現役時代からの老後の備え、つまり"蟻ときりぎりす”の蟻の心がけ
が必要だという。果たしてどうなのだろうかー。