「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           ”がんばろう! ニッポン”

2009-03-03 06:46:15 | Weblog
朝刊だけの新聞から夕刊セットの新聞に購読を切り替えた。発行部数の違いからか
折り込み広告のチラシの量がダンチだ。喜んだのは老妻である。朝から新聞より先
にスーパーの値段比較だ。卵1パックの値段が10円違ったって、僕にはたいしたこと
はないが、主婦にとっては大問題なのだ。

消費者物価指数(CPI)の上昇率がついに0%となり、東京のデパートの2月の売上げは
軒並み前月比2ケタの落ち込みだそうだ。新聞が伝える経済指数はすべて暗いものば
かり。困るのはデフレ傾向が出てきたことだ。スーパーは野菜を目玉にして安売りに懸
命だが、客足はそれほどでもない。

そんな中で"がんばろう!ニッポン”という一風変わったチラシを見つけた。"宴会で皆で
食べて語ってニッポンを元気にしよう”という駅前の飲屋さんの広告である。”春爛漫コ
ースで飲み放題が3500円だという。のん兵衛には安そうだが、後期高齢者の糖尿病予
備軍には!

でもキャッチフレーズが気に入った。麻生総理がやっと定額交付金について自分も受け取
る、といった。"ダサい”などといわないで最初から受け取り、それを呼び水にホテルのバー
だけでなく、駅前の飲み屋でもジャンジャン使ってもらえばよいのだ。

5日からWBC野球の一次予選が始まる。勝っても負けてもよい。大声上げて”がんばろう!
ニッポン”と不景気風を吹き飛ばそう。残念なのは定額交付金が間に合わなかったことだが。