「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        「手打ちソバ」は「手打ちソバ」

2009-03-17 06:26:44 | Weblog
「手打ちソバ」が作るのも食べるのもブームとなって久しい。サリーマンが退職後
やってみたいものの一つに「ソバ打ち」があるという。僕の住んでいる町の老人講
習会の人気コースの一つも「ソバ打ち」だそうだ。手先が不器用な僕は参加したこ
とはないが。食べる方には関心がある。

サラリーマンとしての出発地が善光寺のある長野市で、そのごの転勤地も東北の
郡山、北海道の札幌とソバに比較的縁のある地を歩いてきただけに,味にはうるさ
く、見識を持っている。その一つは値段である。どんなにおいしくても、値段が高く
ては「ソバ屋」ではない。ソバは昔、東京では職人の食べ物で、安いので人気があ
つた。

先日、確定申告作成の労をねぎらって老妻と近くの「手打ちソバ」屋へ行った。店構
えは立派で、店内での手打ち”実験”が売り物になっている。雰囲気はよいのだが、
品書きを見ると、僕が注文した一番安い「盛り」が800円、老妻の「天麩羅せいろ」は
1600円である。出てきた「盛り」は、ソバがうっすらと盛られているだけ。天麩羅は、
小さな海老が一本に、しし唐が一つだけだ。

どうも、この店は量が少ないのを上品だと誤解しているようだ。ソバの前にビールを注文
したら突き出しに、豆もやしのナムルが少量出てきた。「手打ちソバ」の突き出しにナム
ルは、どんなものか。やはり、ソバは素朴な味であって、量も職人の小腹をみたすほど
はなくては!