「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          政治家と鬱病(うつびょう)

2009-03-19 06:06:44 | Weblog
僕ら後期高齢者は、鬱病にかかりやすいのかもしれない。長年、小学校の同期会
の幹事をしていた世話好きの男が昨年から鬱病になり、今年も出席できないと、奥
さんから連絡があり、皆さんでどうぞと過分な寄付を頂いた。もう1人友人もここ数年
鬱病になり会合に顔をみせない。彼とは60歳代には一緒に二度も海外旅行に行っ
た仲だったのだが。

先日、自民党の笹川尭総務会長が”政治家は気が強いから鬱病にかからない”と言
っていたが、僕の友人二人は政治家ではない。笹川会長は同時に”学校の先生は、
(気が弱く)鬱病で一杯”と言っていたが、二人は教員でもない。失言癖の笹川会長
だが、政治家の鬱病に対する認識なんてこんなものか、と驚いた。

鬱病は気が強いとか弱いとかいったみかけの問題ではない。僕の友人二人は、どちら
かといえば気の強い性格だ。共通点を探すとすれば、完ぺき主義で、ちゃらんぽらんな
ことが嫌いだ。いわゆる真面目な人である。

笹川会長に反論するが、政治家に鬱病がいないというが、ここ数年間に二人の総理が
辞任しているが、辞任前後の二人の症状は”鬱”のように僕にはみられた。政治家全員
が鬱病にかからないのではない。政治家には比較的、言葉は悪いがいい加減な性格な
人が多いからだ、と僕は思う。多額な政治献金を受けながら、どこから貰ったか判らない
ような性格だ。こういう性格だから鬱病にはならない。笹川先生のような失言癖の人は多
分鬱にはならない。