「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      定額給付金 5月以降に支給されても

2009-03-05 06:21:10 | Weblog
定額給付金の支給がやっと決まった。民主党によれば70%の国民が定額給付金に
反対だったが、いざ支給が決まると80%が受け取るという。当然な人間感情である。
僕ら老夫婦も喜んで計4万円の給付金を待っている。ところが、わが住む東京の区は
"手続きが間に合わない”との理由で5月以降の支給だという。まったく水をさされた
気持ちだ。

僕らの住む区は、さきの「後期高齢者医療」制度の実施も"事務手続が間に合わない”
を理由に他所に比べて半月遅れのスタートで、後期高齢者を悩ませた。今度も同じな
のである。全国の市町村区の8割が4月スタートなのに、なぜこの区だけが5月以降な
のか。よほどこの区の機構が煩雑なのか、あるいは役人が怠け者なのかー。

ゲスの勘繰りかもしれないが、区長が元民主党都議で実姉も民主党区議なのである。
現在は無所属を表明しているが、支持する中央政党の政策で"事務が煩雑”になって
いているのではないかー。

定額交付金支給の経済効果について、この区は"消費にまわれば”と条件つきで”ある”
と新聞社のアンケートに答えているが、消費しないで、何にするのか。何事もタイミング
というものがある。3月、4月は新学期で”ものいり”の季節である。5月以降に貰っても区
民は喜ばないし、効果も薄らぐ。

今年は桜の開花が早く、僕ら老人恒例のお花見をかねた同期会も早まった。この時期に
支給されれば喜びも一入(ひとしお)だと思うのだがー。