「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        "侍ジャパン”のコールド勝ち

2009-03-08 07:31:25 | Weblog
野球のWBC韓国戦での7回、14-2というコールド勝ちは、このところ、もやもや
していた日本人の気持ちを明るくさせた。宿敵、韓国、さきの北京五輪での惨敗
もあっただけに、なにか溜飲をさげた気持ちさえした。

テレビ観戦で感じたことは、選手1人1人の試合に対する取り組み方が、申し訳な
いが、五輪の時とは違っていた。イチロー、松坂はじめ大リーグの衿持もあったの
かも知れない。それより、時々写されるベンチの雰囲気がよかった。特に原監督の
落ち着いた態度が、侍ジャパンの大将ぶりを彷彿させた。

テレビ放映も韓国戦を意識して、画面も解説者も感情的でなくよかったが”侍放送”
らしくなかったのは、1カットだったが、敗戦の将、星野前監督が1人で観戦する姿を
写したことだ。何の意味があるのかわからない。侍は情けをしらなければならない。

たかが野球での勝利だが、百年に一度だという不景気、西松建設の政治献金にか
らむ与野党政治家のなじりあい、それよりも、国民不在の国会審議、たしかに国民
は、閉塞状態にある。何が原因しているのだろうかー。僕は原”侍ジャパン”の戦い
ぶりにそのヒントを得た。それは若さくる溌剌さと物事に取り組む真摯さだ。悪いけれ
ども今のロートルの政治家にはそれが感じられない。