「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

お年寄りはラジオ体操にご注意!

2017-06-26 05:44:18 | 2012・1・1
ネットの情報で”ラジオ体操は高齢者に不向き”という記事があった。ラジオ体操の動きの中には、年寄りの膝や腰に負担をかけ、痛みを悪化させるといのだ。80歳半ばの僕ら夫婦もかっては毎朝、熱心にラジオ体操をしていたが、言われてみると、たしかにラジオ体操の動きの中には、膝や腰に悪いのもある。

十年一昔というが、平成19年(2008年)の日記帳を読み直してみたら、僕ら夫婦二人は熱心に近くの大学跡地のラジオ体操に参加していた。僕はすでに整形外科医から、左膝の半月板摩耗による「変形性膝関節炎」と診断され、マッサージ治療に通っていた。しかし、痛みはそれほどでもなく、会場まで自転車で行っていた。老妻も「坐骨神経性」と言われ、注射治療を受けていた。今思えばピョンピョン跳ねる体操は膝腰に悪いのだが、当時はまだそんな知識がなかった。

当時、僕の最大の関心事はメタポ対策だった。主治医から高血圧、高血糖は運動不足からくる肥りすぎだといわれ、僕は毎朝、ラジオ体操に参加、その上、遠く隣の駅の商店街や野菜の青空市場へ自転車に乗って出かけていた。一方、整形外科で電気マッサージを受けていたが、当時は後期高齢者医療制度の前で、一回の診療費が250円という安さであった。

結局、僕の膝は電気マッサージでは、その場の痛みはとれたが回復せず、平成24年、人工関節を入れる手術をした。そのおかげで今も自分の足で歩ける日常生活をしてる。確かにラジオ体操は健康によい。早朝、すがすがしい空気の中で、身体を動かすと一日気持ちよく元気で送れる。しかし、膝腰が悪い人はご用心である。