「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

東京メトロ(地下鉄)の窓ガラス破損 WI-F設置Iより安全対策を

2017-10-25 06:16:50 | 2012・1・1
昨日昼すぎ、東京メトロ(地下鉄)日比谷線の茅場町―八丁堀間を走行中の先頭車両の窓ガラスが突然破損した。幸い乗客にはケガがなく、車両もそのまま、終着の中目黒駅まで運行したそうだが、今の時点では原因不明だとのこと。ラッシュの満員時で起きたならばと思うとぞっとする。日比谷線では17年前の2000年3月、終点の中目黒駅手前の急カーブで、すれ違う電車同士が接触、競合脱線し死者5人を出しているが、当時、競合脱線など想定外の事であり、僕はその当時の事を想い起こした。

実はこの事故の起きる前、僕は東京メトロが東京五輪パラリンピックを前に、路線全部に無料でWI-FIを設置するという新聞報道をみて、それより以前に、駅構内のバリアーフリーをもっと進めるべきだとして、日比谷線の広尾駅の例を用意した。広尾駅は一日6万人以上の乗降客ガり、付近にはドイツ、フランスなど23もの大使館もあるが、地上へのエレベーターは一つしかなく、身障者用のトイレもない。僕は広尾駅の不便さは氷山に一角で、都営地下鉄と東京メトロと二つの路線が絡み合う東京の地下鉄路線は世界一不便だと書こうと思っていた。

首都圏では先月、JR東海道線と東横線でも走行中の電車の窓ガラスが割れ、東海道線ではけが人が出ているが、まだ原因は特定されていないそうだが、世界でも有数の捜査力を誇るわが国の事だ。とくに今回の日比谷線の場合は地下内であり、投石は考えられない。すれ違う際の風圧によるものであろうか。17年前の中目黒の競合脱線みたいな想定外とみられていた事故もある。WI-FIサービス以前、人命に関する事故(事件?)である。、懸命の原因究明をお願いしたい。