コロナ.ウィルス禍と猛暑続きで老人には厳しい夏、それに加えて最終ラウンドに入った7月の大腸癌追跡CT(断層)定期検査で画面の肝臓に影らしいものが発見された。早速、MRI、生理検査をしたが結果は同じである。主治医からは入院手術まで言い渡されたが、さらに、もう一回入院準備をかねてPET.CTという最先端な検査をした。その結果が昨日主治医からいわれ、家族を同行せよというので事前に話し合いし、90歳という高齢から手術をしたくないという僕の意見に皆合意していた。
僕は今、2016年1月、再発手術した大腸癌の5年間の追跡検査中で今年1月検査の際は問題なかった。ところが、多分これが最終検査と思われる7月の検査で肝臓への移転の疑いを指摘された。この10年間、僕は膀胱癌で3回、大腸癌で2回、それに左膝関節の人工置換手術を受けている。加齢と共に入院手術は厳しくなる。それに介護の家族も同じである。僕が入院手術を嫌うの本人だけの問題ではない。
これで5年間の癌の追跡調査は終わった。言葉は悪いが癌からは無事釈免される。しかし この無事釈免の証書はPET.CTがあってからこそだ。ちなみに、この費用は健康保険がないと、10万円もする高額なものだ。多分。安倍晋三さんも先日の検査の際使われたのではないだろうか。いずれにせよ、「身体髪膚これを父母にうく。あえてキショウせざるが孝の始めあり」である。