命を守るための行動”と安倍総理が最大級の警告を出している台風10号は九州中国地方を暴風雨圏に巻き込んだが、どうやら人的被害はなく対馬沖を抜け朝鮮半島方向へ北上している(7日午前)。台風の襲来をうけて政府は九州、中国、四国の400万世帯、859万人に対して避難指示勧告を出した。テレビの画面で避難所の板の間に家族がたむろしている姿を見ると昔がたぎの老人にはお叱り承知の上でいえば行き過ぎのようにも思えるのだが。昔はなかった。
しかし、だが。調べてみると。昭和の三大台風といわれる室戸台風(9年)では3000人、枕崎台風(20年)2473人、伊勢湾台風5098人もの人的犠牲者をだしている。洞爺丸台風(29年】では青函連絡船の沈没だけで1139人が犠牲になっている。それに比べれば、最近の台風はインフラ破壊など損害は多岐にわたってきたが人的犠牲は少なくなってきた。
命を守るための行動ー当然のことだが、足腰の弱くなってきた介護老人には、テレビでみる避難所は、あまり避難したくない。自然災害が宿命の国である。避難を主にした多目的施設があってもよいのでは。