「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

のぞき見の海外旅行(8)スリランカ コロンボ空襲

2020-09-30 05:33:13 | 2012・1・1

インド亜大陸の南東に浮かぶ島国である。1948年に英国の植民地からセイロンの国名で独立、1972年、スリランカと改名した。首都はスリ.ジャヤワルダナコッテと落語の”ジゲム”のように長い。コロンボと誤解されているが、最大都市にすぎない。しかし、今でもセイロン、コロンボの方が通りがよい。1992年、JICA(国際協力事業団)の研修事業で知り合ったL君のお世話で、L君の家のあるコロンボ郊外のドンぺを起点に1週間,古都キャンデイ、アヌラへ旅した。

コロンボは現地の言葉で”マンゴが茂る海岸”という意だそうだが風光明媚な町だ。当時少数民族タミールとの内戦が続いており、垣間見ただけだが、バスの車窓から、この辺りに戦争中日本軍のゼロ戦が飛来、爆弾を落としていったと聞いた。昭和17年4月、インド洋上の空母から来襲したゼロ戦である。スリランカの内戦は、日本の仲介もあって今は沈静化している。