シンガポールの玄関口、国際的なハブ空港がある。1981年開港で歴史は新いが、今や週に6000便の就航があり、世界の200都市を結んでいる。筆者が初めてシンガポールを訪れたのア1966年3月,降りたのはバヤリバという戦前からある天河飛行場であった。それが半世紀少しで四つもターミナルを持つ第空港都市が出現した。
チャンギはは戦前英国植民地時代は中心部から離れた刑務所があるだけの漁村だった。この漁村が先の戦争でかき回された感じがする。シンガポール政府の公式記録によると、占領直後日本軍はしない11か所で「粛正」という名で華僑の”虐殺”をしているがその1か所がチャンギ海岸とされている。
戦後、この”虐殺”の責任を問われ、旧日本軍の関係者が連合軍裁判で死刑を言い渡され、チャンギ刑務所に収容された後刑が執行あれている。いずれも歴史の表舞台から消えつつある。チャンギには博物館があるが戦争中日本軍によって捕虜として刑務所にいた英国兵の遺品を集めたものだそうだ。