「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

正代の優勝 横綱大関の権威

2020-09-28 07:01:54 | 2012・1・1

東西横綱の欠場で波乱は予想されていたが、昨日閉幕した9月場所千秋楽は、最後の最後まで新入幕の翔猿が優勝に絡む大荒れの土俵だったが、結局、関脇正代が13勝2敗で優勝賜杯を手にした。今年にあって4場所(5月は中止)だが、これで3場所まで1月場所の白鵬を除いて横綱大関の優勝がない。群雄割拠の時代と言いたいところだが権威が泣く。だらしがない。

正代の優勝を受けて相撲協会審判部では大関昇進直前3場所の成績が内規の32勝を越えたとして八角理事長に上申するという。今年に入ってからモンゴル出身の白鵬、鶴竜両横綱が満足に土俵を務めたことがない。土俵入りもみられない現状を見れば、協会が新横綱期待し。その候補の強い大関を望んでいるのはよく分かる。しかし、番付を見れば大関からの陥落力士が琴奨菊、照ノ富士、高安、栃ノ心と4人もいるのをご存知か。長い大相撲の歴史にもないことだ。

11月場所の番付けはおそらく2横綱3大関の一見豪華版になると思うが気になるのは両横綱の動向だ。早くも白鵬はケガのため休場するらしい。大横綱であり長年の論功行賞もあり世論も許すが、鶴竜はどうか。休場したり、ケガ病気を理由に途中欠場するのならば、横綱審議会は厳しい断をくだすべきだ。看板に偽りあり、世論も黙っていない。