「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

のぞき見の海外旅行(7)マレーシア(4)ペナン 観光の島

2020-09-27 06:03:35 | 2012・1・1

名前のペナン(penang)は常緑樹のヤシ科の一種でビンロウ樹とも呼ばれる。戦前、このペナンの実を砕いて紙タバコのようにして食べる習慣が台湾から東南アジアの住民の間にあった。半世紀ほど前、最初にシンガポールを訪れた時、お年寄りの女性が口をまっ赤にして嚙んでいるの見て驚いた。

ペナンはお願いいたします。おお北西部のバターワースと海を隔てた島で13州の一つを構成しているが普通ペナンというと島だけを言うようだ。歴史的には島はクダのサルタンの領土だったが、1786年英国東印度会社に譲渡され、シンガポール、マラッカと共に直轄植民地であった。

 

観光地として整備されており、最高峰(830m)までケーブルカーで簡単に登れるし,島内の観音j寺やお釈迦様の寝像を参拝できる。下町の庶民的な中華料理店ではB級グルメが楽しめる。しかし、この地にも戦争の傷跡が残っている。戦後の連合軍BC級裁判で中国系住民を虐殺したとして憲兵35人が処刑されている。