ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「グローバル資本主義を超えて」2013.12.2~京都国際会議場にて (2)

2013年12月05日 | 経済

ああ、これがヴェルディなどクラシックの音楽だったら・・・こんなに苦労して書くこともないのに・・・。
でも、せっかく参加してきたのですからメモをもとに書いてみます。至らないところはお許しください。

前日は西田昌司氏の会でした。
西田先生とは直接お話していないが、西田議員と親しいご年配のご夫婦と隣になり、西田議員がそのご夫婦に「もうグチャグチャ!」
と言うのを小耳にはさんでしまった・・・。
このご夫婦は以前も何度もお会いしたこともあり、70代でお元気、私のことを「娘のように思う」と仰ってとても優しい。
「私は旧たち日系なんですよ」と言うと平沼・中山・三宅の各先生方を誉め、「西村眞悟さんは一言多いけど、気がスカッとする」と
笑って仰いました。
帰りの地下鉄も途中までご一緒しました。


翌日がこの「グローバル新自由主義を超えて」、朝10時から。何かあってはいけないと8時過ぎに「ロッジ」を出発。
「ロッジ」で教えられた近道というのを歩いているのになかなか着かない。
1時間以上歩いたのです。あとで思うと逆方向に歩いていた、実際は10分もかからないのに。

(前日、地下鉄の京都駅から「国際会議場」まで約20分乗って、長い長い通路を経て外に出ました。
暗くて景色がわからないし大変な田舎で、川をわたり、目の前には山が・・・。
宿泊は「国際会議場」の裏にある「ロッジ」で、費用も安く、お部屋も広々していて清潔なのですが、パソコンがつながらず
ケーブルもなく、テレビはあるのにつけることもできず、ラジオもなく・・・。
夜は本を読みながら眠ってしまいました。)

会場に行くのに比叡のふもとで誰も歩いていない、本来なら田園生活を謳歌したいのですが、美しい景色や澄んだ空気も
無事に会場に行けるのか、不安でたまらない気持ちでした。(後でもっと近いことを知ったのは帰る日の朝でした。)

藤井聡先生が(司会と講演の両方でした)ゆっくりとお話されました。

「トータリズム(全体主義)としてのグローバリズム」というタイトルで、グローバル主義の起源や政治哲学者のハンナ・アーレントの話、
イタリアのファシズム、ドイツのナチズム、ソ連のスターリン体制の基本的な特徴、
ご都合主義的な理屈が捏造、プロパガンダに活用され、論理的・倫理的な一貫性がない、人々は思考停止、必然的に凡庸な人が出てくる。
しかし凡庸な人の中にメチャクチャ頭のいい人がでてくる。悪の凡庸。(ヒトラーのナチズムなど「我々はアーリア人の~」など)

現代のグローバリズムにおける全体主義
1パーセントの「勝利集団」が互いに委託した社会・・・その壊滅には外部圧力が必要(伝統文化・家族のきづな・国家が必要である)

グローバリズムは「国境を無視」
そのために経済の不安定化・格差の拡大と固定・危機のグローバル化・金銭の影響力増進とそれ以外の価値の衰退
民主主義の衰退・国民国家の解体、文化・美徳・伝統・倫理の蒸発(文化文明の低俗化)


柴山先生のは大きな掲示板で表やグラフを示されたが、電光掲示板は目が疲れて長時間見ることが苦痛。
トッド先生は家族のありかたや識字教育で変わってきた欧州をお話されたが、美しいフランス語で話され、なのに、イヤホンの日本語で
聴く通訳が咳払いや最後まで訳していないことも多く、これも動画があればいいのだけれど、私は本を買ったので、敬愛する佐伯啓思先生との
対談を興味深く読んだ。

その後、質疑応答があり、中野先生が「官僚は私の言うことを黙ってきけばいいのだけれど(笑)、トッド先生と話したが、今はアメリカでも
新自由主義に懐疑を持ち出した。日本でも小泉政権の時のような熱狂的なグローバル主義の支持はない。
時間が必要だがそれまで日本が持つかどうか・・・漠然と心配している」

藤井先生は「バカになると思考停止、ソクラテスもバカ問題に殺された。
トッド先生は「フランスは独立自立を失っている。財務大臣はドイツの言うことを聴いている有様だ。フランスは自国の通貨を使えなくなった。フランスの大統領はドイツの副首相のようになっている。

ハジュン・チャン先生は外圧に従わざるを得ない現状、また社会保障制度の破壊と公共サービスの民営化なども問題に。
政府の外からの声を出すこと、日本は自国の政府が民意を言わねばならない。

藤井先生が言われたこと。
グローバリズムで世界が共倒れになる。
お金でカタをつけようとする社会が広がる。
お金では換算されない「安全保障」が崩壊する。
・・・わたしたちがひとつひとつ解決していくしかない。

中野先生が言われたことで印象的だったのは「エリートの劣化」「統治者は責任をとらず、自己責任というので一般庶民が批判
しにくくなった」「日本は緊縮財政と新自由主義を推進して、過去の大恐慌になるに至った歴史を学ぼうとしない」
「オバマをはじめ優秀な統治者がいない、ひとり怖いのがいた、プーチンだ」など。


いろいろ小さな手帳のメモを見ながら書いたが、走り書きがひどくて十分に判読できないところもあり、十分ではない。
youtubeで聴くにはまた一日かかるし、私が買ってきて読んでいる「まともな日本再生会議」(今の日本に必要なのは『真っ当な議論と真っ当な政策、グローバリズムと新自由主義はいらない)ということ。TPPなど害でしかない。

夜は「懇親会」に出席、三橋先生や中野先生、そしておもいきってトッド先生に話しかけました。ドキドキ・・・。
藤井先生はここでも司会、大忙しでした。海外からの先生方の挨拶も通訳「毎度おおきに、と言われています」なんて爆笑。
もっと長くご挨拶されていたのに。

・・・これは懇親会の会場、国際会議場内の食堂です。(国際会議場のサイトの写真)


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「グローバル資本主義を超えて」2013.12.2~京都国際会議場、行ってきました!!

2013年12月05日 | 経済

12月2日、京都で開催された『グローバル資本主義を超えて』に参加しました。
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/bgc/
経済フォーラムに参加したのは初めてで、まるで学生時代に戻ったような気分で勉強しました。
藤井聡先生、ハジュンチャン先生、柴山桂太先生、エマニュエル・トッド先生、そして中野剛志先生という豪華なメンバーでした。
朝10時から夕方の5時45分までずっと・・・。
藤井聡先生とは昨年秋に三宅博先生の講演会でお会いしたのですが、他の方々ははじめてです。

国際会議場は大変立派でした。
会の最後に講演された中野剛志先生の動画を見つけたのでUPしておきます。

グローバル資本主義を超えて 中野剛志


でまだyoutubeでは出ていません。(ニコニコ動画だけ)
フランスから来られたエマニュエル・トッド先生のお話はもちろんフランス語で、通訳があまりにもあまり。
隣りの席の紳士に「この通訳ひどいですね」とこぼすと「私は英訳で聴いています」というので私も聴いてみたのですが、英語は苦手。
(席にひとつ4万円もするという英語・フランス語・日本語のイヤホンがあったのです。)

フランス語を和訳する通訳・・・ほとんで咳払いだった、途中で訳をやめてみたり・・・ので動画では
和訳の字幕がつくと期待しているのですが、これもまだです。
休憩時間に2800円もするトッド先生の本を買いました。


他にも中野先生の「日本防衛論」、中野・柴山先生の「グローバル恐慌の真相」、柴山先生の「静かなる大恐慌」、中野・柴山・施先生の
「まともな日本再生会議」も買ってしまいました。

昼食付きで「2000円」、その昼食はまるで豪華なホテルのビュッフェで、いろんな種類のサラダ、巻き寿司、エビ料理、コーヒー、紅茶。などなど、好きなだけお料理を選び、食器は「ノリタケ」の上等のものでした。

これは、三橋先生(参加されていました。登壇はなし)のサイトの昼食の写真風景です。これは一番前のテーブルです。

・・・一番前が藤井聡先生、三橋先生もいらっしゃいます。


次回はくわしく書いてみようと思います。
小さなノートに少しメモをしておりますので。

三橋先生のメルマガで知ったこの会、三橋先生に「私のような楽譜しか読めない音楽家が、このようなところに来てもいいのか迷いました」
と申し上げると「そういう方こそ来て頂きたいのですよ」と言って下さいました。
自分の知識がないのを恥じながらも、うれしくて感動しました。 (次回に続きます)


・・・アイドル子猫のスノーちゃん

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NHKは海上保安庁より激務?完全に国民舐めてる 三宅議員、NHKの言い訳を一刀両断

2013年12月05日 | 政治
NHKは海上保安庁より激務?完全に国民舐めてる

   
NHKは人件費だけで海上保安庁の全予算(船の費用も一切合財コミで)より高い。
それをNHKは「仕事がきついから」と説明、

三宅議員が一刀両断「NHKの仕事は他の仕事と違ってきついんだとかね、そんなんどこがきついんですか?
きつい仕事であんな仕事するんでしたら、する必要ないですよそんなもん

繰り返し見たくなる三宅博議員の神質疑、神回です。
http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/11d279aa246d5727d935a2cebe559a30


三宅博衆議院議員、議員に当選してまもない第一回のビデオレター、一月の動画です。
これも衝撃的で素晴らしい。今、またこれを取り出して見ていました。
国の為にという強い信念と覚悟、そして誠意溢れる真摯な政治姿勢。

 【三宅博】我々は狼だ!保守としての維新国会議員団[桜H25/1/31]



・・・クリックhttp://miyakehiroshi.net/


・・・yohkanさま作成の絵です。Yohkanさまの絵は勝手にマスコミにも使用されたりすることもありますが、これは私にトラックバックで
お送り下さり、転載の許可も得ています。



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