郵便が来ていると思って手にしたら「パラオ共和国大使館」とありました。台風で非常事態宣言を出していたパラオに大使館宛で
義援金を送ったのですが、お礼状を受け取って恐縮してしまいました。
銀行に振り込まれた方は多分、住所がわからないのでお礼状はきていないと思います。
それで全文を転載することにしました。なぜって、これは義援金を送った方々全員に宛てて書かれたものだからです。
拝啓
時下ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。このたびは台風30号被害に対する義援金をお送り下さり、誠にありがとうございました。ご浄財を受け取りましたことをここにご報告するとともに、パラオ国民を代表して心からお礼を申し上げます。
パラオは日本との間に長く深い絆があると承知しており、今回の皆様方のご厚情に、あらためてその絆を再認識しています。
12月3日にはレメンゲザウ大統領に対し、多くの日本の皆様から続々と義援金が寄せられていることを伝えるとともに、同日昼までに寄せられた総額1923万1159円を引き渡しました。
大統領からは深い感謝の気持ちとともに、皆様にくれぐれもよろしくとのメッセージを託されましたこと、ここにご報告いたします。
最終的な募金総額等の情報は、太平洋諸島センターやパラオ政府観光局のホームページ等を通じてご報告して参ります。
このたびの被災からの復興は、パラオにとって大きなチャレンジとなります。
しかし日本の皆様からの暖かい励ましとおこころざしは、私たちを奮い立たせ、復興に向けたさまざまな取り組みを強く後押ししています。カヤンゲルをはじめとした被災地が、必ずやまた、その美しい姿を皆様にお見せできるものと確信しております。
幸いロックアイランドをはじめとした観光地の多くは、今回の台風による被災を逃れることができました。
パラオの基幹産業である観光業には大きなダメージはなく、今も皆様にはパラオの美しい自然や歴史遺産をお楽しみいただけることも、ここにあわせてご報告申し上げたいと思います。
私どもの素晴らしい友人である日本の皆様が、パラオにお越しになることをお待ち申し上げています。
末筆になりましたが、皆様方のますますのご健勝とご多幸を心からお祈りするとともに、まずは書中にて御礼申し上げます。
敬具
2013年12月吉日
パラオ共和国特命全権大使
フランシス・マツタロウ
これからクリスマスやお正月も迎えます。
生活再建もあります。日本政府からは200万円を送られましたが、これだけでは足りないと民間で義援金を送ることにしました。
でも、私が郵便局でパラオの義援金のことを問い合わせると「知らない」とのこと、指定の銀行は近くにはないし、大使館に現金で送金しました。
親日国パラオの危機
日本政府の援助は200万円、マスコミにもパラオがこのたびの台風で大きな被害を
受けたことは報道していません。
わずかでも義援金を送りたい・・・パラオとの友情は永遠に。
パラオ大使館が台風30号被害の義援金受付を開始
18日、在京パラオ大使館は、先にパラオ北部のカヤンゲル島に壊滅的被害をもたらした台風30号(英語名:ハイエン)の被害に対する義援金の受付を開始することを決めました。
現金書留の方は以下の住所にお願いいたします。
160-0001 東京都新宿区片町1-1 パレクリスタルビル201 パラオ共和国大使館宛
電話:03-3354-5500
11月19日追記
在京パラオ大使館から義援金の振込み口座の案内がありました。
振込口座は以下のとおりです。
三菱東京UFJ銀行 四谷支店 普通 0172126
名義:パラオキヨウワコクタイシカン (パラオ共和国大使館)
義援金に関するお問い合わせ:アンナ・ヒデオ一等書記官
(メールの場合は、hideo@palauembassy.jpまで)
パラオは日本と友情で結ばれた親日国です。下記の動画は感動的です。
この動画、ぜひご覧ください。
日本とパラオ ~歴史を越えた友情~
☆ フィリピンは「手数料なし」で義援金振り込みができましたが、パラオには「手数料」も払うことになり、外務省はパラオにも
手数料なしで振り込めるよう、考えてほしかったと思います。手数料すらもパラオに送りたかった・・・。