★ 水島さんは4月の「討論」で、西部先生が上島嘉郎氏(別冊「正論」編集長)と「テロリズムしかないな」と言っているときに困った、といいます。
これはたとえで西部先生が話されていると私は思いましたが、水島さんはどうも真正面から受け取られたようです。
私は戸惑ってしまって、このような解釈をされるのは大変危険と思いました。
西部先生の本や動画をよく見ている私には、水島さんのように受け取れないのですが・・・
・・・水島さん、思いつめないでください、そんなお話ではなかったですよ。水島さんの「同じ話の繰り返し」が心配です。
【動画に寄せられたコメント】
言論においてテロを語ることと実際にテロを実行することとの直接的な関連性はないのではないか。
水島さんは自説に拘り過ぎるあまり他者との議論を非常に狭いものにしている。
少なくともそういう嫌いがあるのは否めない。
この動画における水島さん自身の「テロ観」もいまいち分からない。(テロは肯定しないが、黙ってする限りにおいて容認する???)
そもそもこの間の討論で水島さんが違和感を持つような話はされたかな。
この際、西部、上島両氏はもちろん、精鋭論客による「テロリズムとは何か」討論をしてほしい。(以上)
★≪加筆≫・・・確か、上島氏が長谷川三千子さんがマスコミに非難された「野村秋介氏への追悼文」、これがテロ賛美と非難されたこと、
朝日新聞に対して抗議し自殺した野村秋介氏を悼んだものだった。
そこで西部先生が、「世界の歴史はテロなしにはなかった」ということを発言。「マスコミはテロ、ということで天麩羅一丁上がり」
となる。もちろんテロ賛美というのは愚かしいことだけど」というような発言をされたことでした。
西部先生は「大衆社会」の恐ろしさも発言されていたし、デタラメな人たちばかりの競争、というのも危惧されていた。
なぜ、水島さんはこのように受け取られたのか、どなたかお話をきいてさしあげればと思います。
ご自分の中で現状の心の葛藤があるのでしょう。(動画を探して繰り返し見て加筆しました。)
・・・4分頃から12分頃まで
★ むしろ、西部先生の安倍総理へのまっとうな批判に対して、同じことを繰り返す水島氏の安倍擁護は「安倍信者」小川榮太郎氏と同じスタンス。・・・西部先生の頭脳明晰さ、枠にとらわれない発想と考え方の的確さにはいつも感嘆するのです。三橋氏も同調しています。
・・・46分頃、小川榮太郎氏の「優先順位」という阿倍擁護に対し、
西部先生「今、国内の投資、成長戦略は破綻しつつある。普通の人間だったら気付かなきゃならない。
それは国内需要だ。株が上がろうが円安になろうが、将来はおそらく不安定になってくる。グローバリズムなんて言っている場合ではない。
日本の民間資金が外国に流れる部分をいかに国内に留めるかという問題だ。
「チェックをかけなきゃいけない」というのを、安倍さんはなにひとつ理解していない。
今の役人どもはほとんどグローバリズム、改革改革という。
そういうのを安倍さんは野放し、自覚さえ持っていない。「優先順位」というのでなくて、防衛・経済・移民問題などひっくるめて
連関づけて議論できないと分裂が深まるだけ!」などなど・・・。
パネリスト:
有本香(ジャーナリスト)
大高未貴(ジャーナリスト)
小川榮太郎(文芸評論家)
上島嘉郎(別冊「正論」編集長)
西部邁(評論家)
古谷経衡(著述家)
三橋貴明(経世論研究所所長・中小企業診断士)
司会:水島総
★ この後、水島氏はまた同じ話を繰り返し反論。
ところで小川榮太郎氏は「約束の日」の著書で有名ですが、月刊誌2013年12月号「正論」への寄稿でも安倍さんを全面的に擁護。
「安倍信者」小川榮太郎氏は最初から「田母神支持」せず、舛添を安倍氏と容認したようなところを感じます。
これも自民の「優先順位」のひとつとでもいうのでしょうか?
また、小川榮太郎氏は月刊誌「正論」12月号で「そもそも、一般国民、いや社民党や共産党さえおとなしいのに、保守層だけが
これでもかというばかりに、安倍氏の政策判断をミスと決めつけ、そうした自分の言動・判断を恥じず、疑わずにいる。
安倍氏が新自由主義者などと攻撃するより、少しでも現政権にあって手薄だったり、疑問視せざるを得ない点を民間で足し増し、
建設的な政策提案をするほうがよほど日本の国力になると考えているからです。」(転載に当たって現代仮名遣いに直しています)