「米攻撃されても日本は助けない」トランプ氏
2015年08月26日 21時37分
【ワシントン=小川聡】2016年米大統領選の共和党指名候補争いで支持率首位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は25日、アイオワ州ダビュークで演説し、日米安全保障条約について「日本が攻撃を受けたら我々は即座に助けに行かなければならないが、米国が攻撃されても日本は我々を助ける必要はない」と不満を表明した。
米国の外交交渉の問題点を指摘する文脈で述べたもので、「公平だろうか」とも語った。安保条約で日本は、米軍に基地を提供する義務を負っているが、トランプ氏はこの点は説明しなかった。
安倍内閣は、日本の防衛につながる活動をする米軍などを対象にした限定的な集団的自衛権の行使を含む安全保障関連法案の成立を目指している。トランプ氏が今後も同様の発言を続けた場合、米国民の間で日米同盟のあり方に対する不満が高まる可能性もある。
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★ トランプ氏の発言だが、やはり影響は思ったより大きく、政治に素人なだけに思い切った発言が一般に受け入られてきているようにきいた。ギブ&テークのハッキリした発言だが、アメリカの今までのことには関心がないのか、アメリカの合理主義なのか。
アメリカも白人が少なくなりつつある。大きく世界の情勢が変わるだろう。
このニュース、8月後半だったが、今も気になる。
もうひとつ、気になること。
私はアパの勝兵塾を聴きにいくことがあるが、そこで渡される冊子で書かれているアパの元谷会長の考えには閉口している。
>・・・「私は真の日米友好のためには、アメリカが逃れられない原爆投下の呪縛を解いてあげなければならないと考えています。
アメリカは日本の終戦の意志を知りながら原爆を投下したいがためにそれを黙殺し、完成を待って広島と長崎に投下しました。
その理由はソ連を牽制してコミンテルンの世界赤化の勢いを削ぎ、第三次世界大戦という「熱戦」を「冷戦」に変えることでした。
日本はこのアメリカの原爆投下の真の理由をきちんと認めてあげるべきです。
原爆投下の罪悪感から自らの正当性を主張するためには「日本が悪い国だから原爆を落とされた」としなければと思い込んだアメリカは、中国が主張する南京大虐殺など東京裁判史観を日本人に刷り込み、韓国が主張する従軍慰安婦強制連行を黙認したのです。
今度の安倍首相の戦後70年談話は呪縛を解くのには最高の機会です。
原爆投下の真の理由を認めることを明言することで、日米関係を新しいステージへと向かわせることができるはずです。
こういう意見をいう人は、日本でも非常に少数なのですが(笑)」
(アパホテルの「アップルタウン9月号」から、駐日トーゴ共和国大使との対談)
しかし、保守が考えを出せるところはそんなに多くないのも確かで少々複雑な気持ちである。
元谷氏の考えに同調できないが、その会に出演して堂々と原爆問題を語る政治家の勇気と正しさはその場を乗っ取った、と激励したい。
判断は聴き手がする。
次回はそのアパの勝兵塾で現在90歳になる元海軍パイロットの大野善也氏の講演をUPする予定である。
私は前にも書いたが、不覚にもその場で大泣きしてしまった・・・。
http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/e61d94adff699f71dbd95f7578deb9df