慰安婦問題 ドイツで偏向報道ー2015.3.20 読売新聞
ドイツのメルケル首相が今月、来日した際、日本と近隣諸国との歴史認識問題に関し、日本に解決を促したがどうかが議論となった。日独両政府とも歴史問題の扱いには慎重だが、双方の考え方の違いが広がっている面もあり、一層の意思疎通の努力が必要だ。
日本政府は、メルケル氏が今回、歴史問題でどのような発言をするか注目していた。というのも、独メディアはこの問題に関し、極めて偏った報道を続けてきたからだ。
いわゆる従軍慰安婦問題について、主要紙「南ドイツ新聞」は、「朝鮮人女性など20万~30万人の奴隷化」と従軍慰安婦を表現し。「安倍(首相)は(朝日新聞による従軍慰安婦問題に関する誤報をきっかけに)性奴隷の歴史全体を取り除こうと望んでいる」と書いた。
主要紙「フランクフルター・アルゲマイネ」は、安倍首相が今夏発表する予定の戦後70年談話について,
「安倍首相)が日本の負の歴史を否定する)歴史修正主義を進めるため、利用しようとしているのは公然の秘密。安倍は日本が戦争の残虐行為がなかったことにしようとしている」と決めつけた。こうした報道は、ドイツの知識層にも影響を与えているとみられる。
昨年9月記者(三好)がベルリンで話を聞いた、ドイツを代表する歴史家アウグストーウィンクラー氏は「基本的人権を1945年の敗戦による(米国により押しつけられた)産物とみなす動きが、自民党の周辺にはある」と語り、憲法改正は西欧の啓蒙思想を否定しようとしているとの見方を示した。
こうした現状に関して日本外務省の幹部は「米国はもちろん、英、仏に比べても、独言論界の日本に対する知識は明らかに欠けているところがある」と見る。
ただ、日本でのメルケル氏の発言は、抑制されていた。都内での講演では、歴史問題についてワイツゼッカー元独大統領の発言を引用しながら、戦後ドイツの経験を語るにとどめた。
この講演や安倍氏との共同記者会見では、過去と根本的に取り組む必要性に触れたが、いずれも質問に答える形だった。フランスを始め国際社会がドイツとの和解を受け入れたことが幸運だった、とも指摘した。
メルケル氏に同行していたサイバード政府報道官は記者に対し、「各国は自分の道を見つけねばならない。ドイツは欧州の状況の中で過去数十年我々の道を選んできた。
聞かれれ心我々の経験を話すが、何を参考にするかしないかは日本次第だ」と語った。
しかし、南ドイツ新聞(電子版)は相変わらず「ドイ
ツと違い今日に至るまで近隣諸国に与えた災禍に対する責任をとろうとしない」日本に対し、メルケル氏は「綿にくるんだような間接的な批判」を行ったと報じている。
メルケル氏の真意は推し量りがたいが、ドイツメディアや知識層の対日イメージが偏ったままでは、ドイツの外交政策や日独関係にも悪影響を与えかねない。
日本外務省の幹部は「時間をかけて理解を深めるしかないのでは」としており、ねばり強い対外発信が求められそうだ。
(編集委員 三好範英)
★ Ichigoさまがまだネットにこの記事があると教えて下さった。
ドイツの新聞二紙にあるように、このような考えが「ドイツ知識人」の考えでもある、
ということを日本の報道で15日の新聞に載ったことになる。多分この二紙は3月10日の新聞ではないかと思う。
そして、この記事を読んだ感想が在独の日本人読者が書いていたものをご覧ください。
これは昨夜ネットで「感想コメント」を見つけたので。
>ドイツから • 3日前
ドイツ政府もドイツのマスコミも最初から正しい情報を伝えています。
対して 日本ではマスコミは記事を捏造し 今回は官房長官までが印象操作をしています。
なぜ 官房長官が嘘をついてまで慰安婦問題をなかったことにするのか その事情は 欧州議会慰安婦謝罪要求決議 で検索すると詳細を知ることができます。
海外諸国では 2007年に安倍総理が日米首脳会談で認めて謝罪をしてから その後 黙殺を続けていることを問題視しているのです。 当事者の日本国民に事実が伝わっていないために誤解が誤解を招き問題を大きくしていますが 欧州だけではなく アメリカ カナダ オランダ オーストラリア フィリピン 韓国などでも 同様に決議されていますので 早急な日本政府の対応を心から願います。
★ 「欧州議会慰安婦謝罪要求決議」について、どんなものであったかご存知の方が多いでしょう。
これは第一次安倍内閣で、安倍さんがアジア向けに謝ってしまったことが、欧州の告発の引き金になってしまったこと、
日本政府はやはり「慰安婦問題」「河野談話」その後の「河野発言」について、朝日新聞の捏造を伝え、撤廃をこのコメントの方は望んでいらっしゃる、日本を想いながらのご意見と思います。
小手先ですませるのでなくて、しっかりとした対応をしてほしい、「次世代の党」壊滅になったのが悔やまれる。
先日、東京で「次世代の党を応援する大集会」が会場満員の歓声と激励の中で開かれましたが、こうした動きが全国に広まり、日本の危機を護ろうとする国士の国会議員の復活を望みます。
また、ドイツをはじめ、ヨーロッパもテロの脅威に大変な日々のことでしょう。
新たなる危機に対して毅然たる措置や対策を望んでいます。
ところで今、ドイツのクライン孝子先生からメルマガが届きました。読者に対するコメントです。
<<クライン様、こんにちは。
いつもメールマガジンを楽しみに読ませていた
だいております。
産経新聞のネット版に次のように記事がありました。
「20万人の婦女子が売春強いられた」 ドイツの歴史教科書に記述
http://www.sankei.com/politics/news/150312/plt1503120067-n1.html
ドイツでも韓国や中国の反日プロパガンダが行われているのでしょうか。>>
上記の読者のご質問にクライン先生の答。
>もちろん、中韓両国には、諜報機関がありますので、いろんな欧州政府機関に(ドイツも含めて、両国のベテランスパイが多く潜入していて、 反日活動を活発に行っています。
残念ながら、日本はこれまで、いや今日でさえ、彼らを通しておおくのデマ=プロパガンダ情報がヨーロッパ各国の各機関に持ち込まれています。
私は、既に4分の1世紀前から、このことを日本に警告して来ました。
けれども多くは無視、もしくは嘲笑し、逆にクライン孝子攻撃に手を貸し、2ちゃんねるなどで、誹謗中傷されました。。
ようやく、安倍政権になりましてから少しずつ、変わって来たようです。
ありがたいと思っています。
お互いに今後とも日本の名誉回復のためにがんばりましょう!
クライン孝子
★ 「欧州議会」の件を含めクライン先生は長年警告されてきたのです。
私は櫻井よしこさんの記事は知りませんでした。
・・・フランクフルトの暴徒化テロ