ビジネス・コーチの人に「どうも、こっちの人(西欧人)は言い訳が多すぎないでしょうか?プロジェクトが計画通り進んでいないことを指摘しても、『ああだこうだ』言って言い訳ばかりしている。一言、謝ってくれれば、『じゃあ、次どうしよう』と未来に向けた話が出来るのに、言い訳ばかり聞かされても、出来ないことをほじくるだけで前に進まない」と半分相談、半分愚痴ったところ、面白い資料を頂きました。
どこかの講演資料のようですが、適当に抜粋すると・・・(文責御免)
■外的環境に対するコントロールへの感じ方
(日本人の文化背景)
・日本人は自分自身の努力や行動で運命を変えることが出来ると信じがち
・それゆえ、日本人は外的環境に対しても能動的に仕掛けることができると考える
・日本人は、言い訳と写ることを非常に否定的に取る
・同時に、組織からの要求や個人が変えることの難しい事態に対しては、簡単に「しょうがない」と言う
(アメリカ人の文化背景)
・「やればできる」
・「神は自ら助く者を助ける」
・「意思のあるところに道は出来る」
・「不可能な夢を夢見よう」
・「JustDoIt」
・「君なら出来る」
・ただ、現実的でもあり、不可能に見える仕事には努力を惜しむことがある
・非常時や重要な時には積極的に解決に当たろうとするが、個人的な犠牲をどこまでかけるかについては一定の線を引く
・自分自身でコントロールできない環境については「神の所業」とみなす
(イギリス人の文化背景)
・欧州の中では最も起業家的
・ただブルーカラーの人たち、特に旧国有企業勤めの人たちの口癖は「俺のせいじゃない。俺にできることはない」
・起こってしまったことはしょうがない
(フランス人の文化背景)
・国に市民、大企業、その社員を保護することが期待されている
・失業は大きな脅威であり、会社が社員のキャリアに責任を負っている
・外的環境により失敗や遅延は正当化される
・エリートには強い自負心
・人が違いを作るという信仰 (「国境無き医師団」、科学やイノベーションに対する強い信仰)
(ドイツ人の文化的背景)
・工学的アプローチを好む
・お客様の要望よりもルールが時として大事
・労働組合の権力がとても強い
・個人の仕事の仕切りが明確で、チームとしての責任はさほど問われない
■文化的相違を乗り越えるために・・・
・「言い訳」というラベルを安易に貼らない。貴方にとっては「言い訳」でも他の人にとっては「状況の説明」
・謝罪を期待するのではなく、将来を建設的なステップにフォーカスすべき
・上手くいかなかったときは「これから何を学ぶことが出来るだろうか?」と尋ねる
・貴方の働く環境を良く良く理解する。貴方の母国のように物事は予測可能ではないことが多いです。
各国人の特性については「?」と感じるところもありますし、そんな簡単にステレオタイプ化するのも危険だと思いますが、最後の4つのアドバイスは、とっても腑に落ちるものでした。自分では出来る限り、物事を客観的に見よう、行動しようとしているつもりでも、やはり自分を支配する、見えない、ものの捉え方というのがあるだと、気付いたしだいです。(たしか、養老孟司さんが言っていた「バカの壁」もこんなことだったような気がします・・・・)
2010年2月10日
どこかの講演資料のようですが、適当に抜粋すると・・・(文責御免)
■外的環境に対するコントロールへの感じ方
(日本人の文化背景)
・日本人は自分自身の努力や行動で運命を変えることが出来ると信じがち
・それゆえ、日本人は外的環境に対しても能動的に仕掛けることができると考える
・日本人は、言い訳と写ることを非常に否定的に取る
・同時に、組織からの要求や個人が変えることの難しい事態に対しては、簡単に「しょうがない」と言う
(アメリカ人の文化背景)
・「やればできる」
・「神は自ら助く者を助ける」
・「意思のあるところに道は出来る」
・「不可能な夢を夢見よう」
・「JustDoIt」
・「君なら出来る」
・ただ、現実的でもあり、不可能に見える仕事には努力を惜しむことがある
・非常時や重要な時には積極的に解決に当たろうとするが、個人的な犠牲をどこまでかけるかについては一定の線を引く
・自分自身でコントロールできない環境については「神の所業」とみなす
(イギリス人の文化背景)
・欧州の中では最も起業家的
・ただブルーカラーの人たち、特に旧国有企業勤めの人たちの口癖は「俺のせいじゃない。俺にできることはない」
・起こってしまったことはしょうがない
(フランス人の文化背景)
・国に市民、大企業、その社員を保護することが期待されている
・失業は大きな脅威であり、会社が社員のキャリアに責任を負っている
・外的環境により失敗や遅延は正当化される
・エリートには強い自負心
・人が違いを作るという信仰 (「国境無き医師団」、科学やイノベーションに対する強い信仰)
(ドイツ人の文化的背景)
・工学的アプローチを好む
・お客様の要望よりもルールが時として大事
・労働組合の権力がとても強い
・個人の仕事の仕切りが明確で、チームとしての責任はさほど問われない
■文化的相違を乗り越えるために・・・
・「言い訳」というラベルを安易に貼らない。貴方にとっては「言い訳」でも他の人にとっては「状況の説明」
・謝罪を期待するのではなく、将来を建設的なステップにフォーカスすべき
・上手くいかなかったときは「これから何を学ぶことが出来るだろうか?」と尋ねる
・貴方の働く環境を良く良く理解する。貴方の母国のように物事は予測可能ではないことが多いです。
各国人の特性については「?」と感じるところもありますし、そんな簡単にステレオタイプ化するのも危険だと思いますが、最後の4つのアドバイスは、とっても腑に落ちるものでした。自分では出来る限り、物事を客観的に見よう、行動しようとしているつもりでも、やはり自分を支配する、見えない、ものの捉え方というのがあるだと、気付いたしだいです。(たしか、養老孟司さんが言っていた「バカの壁」もこんなことだったような気がします・・・・)
2010年2月10日