その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

RSC "Twelfth Night"

2010-02-16 07:00:35 | ミュージカル、演劇
 週末に、ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの『十二夜』をDukeOf York劇場へ見に行きました。

 シェクスピア劇は昨夏の『から騒ぎ』以来でしたが、今回はかなり結構、事前に準備。日本語訳を読んで、英語版も図書館で脚本を借りて流し読みしました。更に、当日はその英語版を持参して、字幕代わりに、見ながら鑑賞。そのお陰で筋はついていくことができました。

 ただ、とても台詞を聞いて、イギリス人と一緒に笑うまでには至りません。オペラやミュージカルは多少、細かいセリフまでは分からなくても、音楽が楽しめますが、演劇は音楽は殆どないので、台詞が分からないと、楽しみが半減してしまうのが難点です。

 舞台はとても良かったです。俳優はヴィオラ役のNANCY CARROLL、トービー役のRICHARD MCCABE、マルヴァーリオ役のRICHARD WILSONが存在感抜群で、光っていました。演出もお香を使って聴衆の嗅覚にも訴えるなど、南国イリリアの雰囲気を良く出していたと思います。言葉の意味は半分しか分からなくても、十分楽しめました。(以下の3つの写真はHPより)
  

 DukeOfYork劇場は、今までの訪れた劇場の中では一番こぢんまりとしていました。舞台が直ぐ届きそうなところにあるので、アットホームで、俳優と観衆の一体感が感じられる劇場です。

 シェイクスピア劇を「本なしで舞台だけに集中して、笑えるようになりたい」。そんな壮大なWishがあります。





 2010年2月13日 Duke of York劇場にて

Cast list

IAN ABEYSEKERA - Officer
SAM ALEXANDER - Sebastian
NANCY CARROLL - Viola
LAURENCE DOBIESZ - Valentine
JAMES FLEET - Sir Andrew Aguecheek
ALAN FRANCIS - Sea Captain
ALEXANDRA GILBREATH - Olivia
TONY JAYAWARDENA - Fabian
RICHARD MCCABE - Sir Toby Belch
SIMEON MOORE - Antonio
PAMELA NOMVETE - Maria
DEMI OYEDIRAN - Lady
PRASANNA PUWANARAJAH - Priest
JO STONE-FEWINGS - Orsino
ASHLEY TAYLOR-RHYS - Curio
MAYA WASOWICZ - Lady
RICHARD WILSON - Malvolio
MILTOS YEROLEMOU - Feste


Creative team
DIRECTOR Gregory Doran
DESIGNER Robert Jones
LIGHTING Tim Mitchell
MUSIC Paul Englishby
SOUND Martin Slavin
コメント (2)
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