その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

東日本大震災 @ロンドン (その8)

2011-03-18 23:04:43 | ロンドン日記 (日常)


 地震発生からまる一週間が経ちました。やっと、THE TIMES紙の表紙が地震関係じゃないものに変わりました(この表紙は(国連保障理事会によるリビア上空の飛行禁止空域設定の決議を祝うリビアのベンガジ市民)。先週の土曜日から始まって、ずーっと一面のカラー写真が「地震」でしたから。毎朝、新聞を買うたびに胸が痛んだことから開放されてちょっとホットする一方で、まだまだ終わっていないのに、こちらでは海外のよそ様の不幸な事故として、関心が薄れないか、心配なところもあります。

 昨日、やっと日本政府は外国人記者向けの記者会見を行ったそうですが、日本の情報隠しは相当叩かれていました。Evening Standard Newsという無料夕刊紙ではありますが、昨夕の見出しには、

 'Everything is a secret. We only learn about things from TV'

 'Japan universally condemned over its responce to the nuclear crisis'

てな感じで、まるで鳥インフルエンザを隠した中国のような書かれ方。Timesとかには、あまりこの手の記事はありませんでしたので、一部だけかもしれません。

 放射能汚染や停電の話は、日本よりも海外の政府やマスコミのほうがリスクを高く見ています。なので、日を追うに従って、欧州のお客様から、日本でのサービス継続性についての質問が増えてきているという感じがします。まだまだ予断は許しません。


 私はやっと長い1週間が終わり、週末に突入します。被災地の人とは比べられないでしょうが、今週はホント長かった。今週末は先日Mikiさんがご紹介してくれた、ロンドンチャリティツアー(こちら→)に参加しようと思います。

 被災者の方、救援の活動の方々には、当然、週末など無いと思います。まだまだ厳しい戦いが続くと思います。ロンドンからでは募金とかエールを送るぐらいしかできませんが、引き続き、頑張ってください。

コメント (2)
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