地震発生があってから、世界史にも、日本史にも、自分史にも必ず残るであろうこの大地震の同時代に生きていた一人の会社員として、自分とその廻りのことを少し記録し、かつ現場で頑張っている人にエールを送ろうと思ったのですが、もう7日目に突入してしまいました。
イギリスにおける地震/津波/原発の報道は今日もまだまだ続きます。メディアとしてのマーケティングもあるとは思うのですが、特に原子力発電所の事故については、欧州各国、原子力発電を活用しているので、人ごとではありません。
そして、これまで比較的平静だったイギリス政府も、福島原発事故を受けて、「現在、東京在住のイギリス人はその地域を離れることを考えるべき」と言い始めています。
”Due to the evolving situation at the Fukushima nuclear facility and potential disruptions to the supply of goods, transport, communications, power and other infrastructure, British nationals currently in Tokyo and to the north of Tokyo should consider leaving the area."(イギリス外務省ホームページより引用→)
国によっては、退去勧告を出しているフランスを初めとして、もっと極端な方針を打ち出している国もあります。なので、今日は、欧州も含めた世界各国から日本の本部へ働きに行っている非日本人社員たちのケアについて、本部と打合せをしたりもしました。
日本の本部の人の話ですが、非日本人社員の反応もそれぞれらしく、「何故、日本人が働いているのに帰らなくてはいけないんだ!」と日本人顔負けの義理と人情の人(この人は実はうちから派遣しているイギリス人)も居れば、生まれて初めての地震体験や放射能騒ぎのために「もうとても仕事が手につかない。一旦、帰らせて欲しい」と半泣きの方もいるらしいです。
さて、日中、所要で外出し、少しロンドン市内を歩いたのですが、JAPAN TSUNAMI募金をやっている人を見かけました。道行くビジネスパーソンたちが結構、募金をしてくれています。私もサイフにあった小銭を全部寄付しちゃいました(さていくらでしょう?)。そして、せっかくなので「日本の皆に紹介したい」と言って、携帯写真を一枚撮らせてもらいました。
被災地の皆様、救助活動の皆様、原発の消火にあたっている皆様・・・こんな現場から離れたロンドンからも、現地のことを気に掛け、行動を起こしている外国人もたくさん居ます。今日も、一日、頑張ってください!!!