その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

東野 圭吾 『真夏の方程式』 (文春文庫、2013)

2018-12-15 08:31:03 | 



 家人の本棚から拝借。先日読んだ『手紙』が良かったので、東野圭吾のミステリー小説をもう一冊読んでみた。湯川教授が登場するガリレオシリーズの一つ。福山雅治が主人公を演じる映画にもなっている。

 単なる謎解きでなく、自然保護と資源開発の対立軸を据えた状況設定や湯川教授と少年との心温まる交流が上手く織り込まれ、質の高いミステリーとなっている。謎解きの方も、私には終盤を迎えるまで、見当つかず、ページがどんどん進んだ。

 痛勤電車が全然苦にならなくなる一冊。
コメント (2)
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