『2001年宇宙の旅』と『猿の惑星』だ。
前者は中学生には難しすぎる一種の哲学的SFで、後者はハラハラ、ドキドキのスペクタクルSFだ。
毛色は違えど、当時のSF少年には、どちらも感動的な映画だった。
特にそれぞれのラストシーンは衝撃的だった。
私はどちらかというと、『2001年宇宙の旅』のほうにシンパシーを感じる。
ストーリーらしきものが存在せず、観る者の感性に委ねる抽象的な表現が多く、その評価は二分される。
宇宙の神秘や謎、人類の起源など、具体的な表現が難しいからそれも仕方がない。
そういう、訳は分からないが、なんか凄いかもしれない的な映画が好きだ。
要所に流れる、リヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』が、また壮大な宇宙の神秘を醸し出す。
余談だが、この『ツァラトゥストラはかく語りき』の元ネタは、かの哲学者フリードリヒ・ニーチェの著作だ。
ちなみに、ニーチェのドイツ語の綴りはNietzscheだ。
チェにアルファベット6文字も使っているのが、なんとも哲学的だ。
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