★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ニーチェの哲学

2023年08月07日 21時40分27秒 | 徒然(つれづれ)
 SF小説にハマっていた中学2年の4月、のちのSF映画の代表作となる映画が同時期に公開された。
『2001年宇宙の旅』と『猿の惑星』だ。

 前者は中学生には難しすぎる一種の哲学的SFで、後者はハラハラ、ドキドキのスペクタクルSFだ。
 毛色は違えど、当時のSF少年には、どちらも感動的な映画だった。
 特にそれぞれのラストシーンは衝撃的だった。

 私はどちらかというと、『2001年宇宙の旅』のほうにシンパシーを感じる。
 ストーリーらしきものが存在せず、観る者の感性に委ねる抽象的な表現が多く、その評価は二分される。
 宇宙の神秘や謎、人類の起源など、具体的な表現が難しいからそれも仕方がない。

 そういう、訳は分からないが、なんか凄いかもしれない的な映画が好きだ。
 要所に流れる、リヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』が、また壮大な宇宙の神秘を醸し出す。

 余談だが、この『ツァラトゥストラはかく語りき』の元ネタは、かの哲学者フリードリヒ・ニーチェの著作だ。
 ちなみに、ニーチェのドイツ語の綴りはNietzscheだ。
 チェにアルファベット6文字も使っているのが、なんとも哲学的だ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知らんけど・・・

2023年08月07日 12時31分37秒 | 徒然(つれづれ)
 飲み会の席での会話は、昔話や苦労話、自慢話や噂話など多岐にわたる。

 酔いのせいもあり、話はたぶんに脚色され、よく知らないことでも、あたかも知っているかのような話ぶりになる。
 知ったかぶりも、酒の席では座を盛り上げるためにも許容される。

 九州出身の私など、若干の脚色はすれども、知らないことに関しては自ら滔々と喋ることはない。
 嘘をつくな、大袈裟に言うな、との親の教えを老境の今でも守っているのだ。

 しかし、大阪人はそんなことには無頓着で、自分で見てきたような面白い話を披歴したあとで、かならず最後に、知らんけど、と付け加える。
 大阪人ならではの免罪符なので、異論を唱えず、話半分で聴くのが酒席での流儀だ。
 面白い話は酒の肴にはうってつけで、知らんけど、は一種の話のオチみたいなものだ。

 謝罪会見で、一通り事の顛末を語ったあと、知らんけど、と言ったら、それこそ大炎上ものだ。
 ジャニーズやビッグモーターの謝罪会見は、まさにそうだ。
 あすの日大の林真理子理事長の会見が、そうではないことを祈るばかりだ。
 
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

B面専科

2023年08月07日 09時15分41秒 | 徒然(つれづれ)
 昭和歌謡が密かなブームだ。
 特に私と同年配かそれ以上の世代でウケているようだ。
 かのサザンの桑田佳祐も、自身の音楽のルーツは昭和歌謡と公言している。

 昭和歌謡といってもジャンルは広い。
 演歌あり、アイドル曲あり、洋楽カバー、ムード歌謡、フォーク歌謡、それらすべてが昭和歌謡だ。

 そのジャンルの広さゆえ、アプローチの仕方も多岐にわたる。
 同好の士で昭和歌謡を語る場合、基本的には中ヒット以上でお互いが知っている曲が対象になる。

 しかし、中にはニッチな部分に特化して、昭和歌謡を語る人間もいる。
 特定の歌手だけとか、一発屋オンリーとか、アイドル系、GS系、などなど。
 その中でも、斜め45度というか、今で言うオタクっぽい選曲が、B面の曲だけに限定したアプローチだ。

 大学時代の知り合いでそんな奴がいた。
 ほとんど知られていないB面の曲を、ギターで弾き語るのだ。

 ヒット曲のレコードのB面の曲など誰も覚えていない。
 ましてや、ヒットしなかった名もない曲のB面の曲など、推して知るべしだ。
 私たちはそいつのことをB面専科と呼んでいた。

 中には、キラリと光るB面の曲もあるにはあったが、概ねA面のオマケ的な、急ごしらえの曲で、本来なら世に出ない運命にあった曲だ。
 そんな曲の悲哀に焦点を当てたアプローチの仕方もあるのだ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

補習授業とクラブ活動

2023年08月07日 08時43分39秒 | 徒然(つれづれ)
 小中学校の夏休みと違い、高校の夏休みは7月いっぱいは、補習授業とクラブ活動で登校していた。

 午前中、クーラーも扇風機もない教室で、補習授業を受け、昼からは陸上部の練習だ。
 教室の窓は全開だったが、涼風が吹き込むはずもなく、蝉の声がうるさいだけだった。

 午前中とはいえ、7月の最も暑い時期で、室温は30度近くあったかもしれない。
 そんな補習授業だったが、熱中症で倒れる者もなく、不快の声を挙げる者もいなかった。

 昼からの陸上部の練習は、近くの田舎の競技場のトラックで、ひたすらダッシュしたり、周回したりの繰り返しだ。
 当然、練習中は水を飲んではいけない。
 よく脱水症状で倒れなかったものだ。

 練習が終わると、やっとお許しが出て水が飲めた。
 それも生ぬるい水道水だ。
 そのあと、部員有志で、遊泳禁止にもかかわらず、近くのため池に泳ぎに行った。

 泳ぎ疲れたあとは、バスで家まで帰る。
 家の近くの店でコカコーラの500ml瓶を買う。

 家に着いたらすぐにそれをイッキ飲みだ。
 昔はそれができたが、今では3分の1がせいぜいだ。

 当時は家にもクーラーはなかったが、田舎の風通しのいい家で、扇風機と団扇で十分だった。
 終業式の日から、7月末まではそんなことの繰り返しの日々だった。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする