★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

大正解だった私の転職

2023年08月29日 12時25分42秒 | 徒然(つれづれ)
 転職が珍しくなくなった昨今だが、それが正解だったかどうかは、まだまだ疑問の余地を残すところだ。
 私も転職経験者だが、私の転職は大正解だった。
 転職がまだまだ一般的ではなかった頃、私は名もない石油製品販売会社から、これも名もない通販会社に転職した。

 前職の会社の業務は、車の添加剤をガソリンスタンドやカーディーラーに販売するルートセールスだった。
 夏の暑い盛りに、クーラーの付いていないライトバンに商品を満載して、幹線道路沿いのガソリンスタンドやカーディーラーをまわる仕事は、苦労のわりには結果は芳しくなかった。

 こんな仕事を一生やるのかと思うと暗澹たる気分になったものだ。
 ただでさえ、出不精で人間関係を疎ましく感じていた私に、営業職は向いていなかったこともある。

 転職して入社した通販会社は、事務職がメインで、まわりは同年代も多く、営業とは正反対の仕入れという業務も私にピッタリだった。
 なにより、入社後半年で会社は大証二部に上場、あれよあれよというまに東証一部企業にまで上り詰めた。

 仕事は前職よりも数倍楽で、穏やかな社内環境の下、ストレスとは無縁で、給料も1.5倍に増えた。
 熱湯からぬるま湯に入ったような気分だった。

 もちろん、仕事にはそれなりに精を出した。
 それでも実力の7、8割方で十分事足りた。

 どんなに頑張ってもうまくいかない仕事もあれば、大して頑張らなくてもうまくいく仕事もあるのだ。
 同じ仕事なら、後者のほうがいいに決まっている。

 出世や昇進にはそれほど興味もなく、最終的には管理職の次長どまりで定年を迎えたが、私的には満足だった。
 前の会社に居続けていたならば、どうなっていただろうと考えるとゾッとする。

 別に転職を奨励しているわけではないが、今のしんどさに押しつぶされるより、逃避するのも、恥ずべきことではない。
 人生の転機、あるいは岐路と考えたらいいのだ。
 
 転職が正解か否かは、自身の持っている運次第だ。
 転職は人生の運試しだ。
 

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I can not speak English.

2023年08月29日 11時42分52秒 | 徒然(つれづれ)
 日本の英語教育は、根本的に間違っている、と言われて久しい。
 長い人間で、中学から大学までの10年間、英語教育を受けているにも関わらず、ほとんどの人間が英語を喋れない。

 英語教育の目的が英会話の習得ではなかったので、それは仕方がない。
 英語圏以外の国が、英会話の習得に重きを置いているのに対して、日本の英語教育の目的は、ほとんどが大学受験のためだ。

 かといって、長文読解や和訳、英訳ができるかというと、それも怪しいものだ。
 小学4年から英語を習い、大学も英文学科を卒業し、在職中はNOVAに約1年通った私でさえもそうだ。
 ブロークンな英語は話せるが、ネイティブから見たらたぶん失笑ものだろう。

 日本の英語教育も一部は変わりつつあるが、大学受験科目に英語がある限り、その未来に希望は持てない。
 しかし、逆に考えると、英語が喋れるメリットはそれほど大きくないように思われる。

 社内公用語を英語にした外資系の企業やグローバル企業もある。
 そんなことをして社員の仕事に対するモチベーションを下げるより、専門の通訳を雇えば済むことだ。

 ノンネイティブ・レベルまでの英会話力を身に付けるのは、並大抵のことではない。
 その努力は担当業務に向けるべきだ。
 外国との商談や折衝は、専門の通訳を通せば、間違いや行き違いは極力防げる。
 
 惜しむらくは、日本が第二次世界大戦に敗北したことだ。
 もし、勝っていたならば、日本語は公用語とまでいかなくとも、第二公用語くらいには普及していたはずだ。
 英語は今の大学の第二外国語レベルの地位になっていたことだろう。


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