★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

排出の快感

2023年08月17日 19時56分15秒 | 徒然(つれづれ)
 朝のウォーキング途中で吉野家ブランチ。

 食後に店を出たあたりから、満腹のせいかパラグアイが悪い。
 まあ、自宅まで徒歩15分ほどなので、大して気にはしていなかった。

 しかし歩くほどに、腸がグルグルと唸りだし、パラグアイがゲーリー・クーパーになってきた。
 その便意は寄せては返す波のように、一定のサイクルで強弱を繰り返す。

 その間隔はだんだん短くなり、足は内股に、背中は猫背に、呼吸は尻呼吸になる。

 それでなくても、猛暑で汗びっしょりの上に、あぶら汗まで出てきた。
 自宅までにコンビニが3軒あるが、余程のことがない限り、そこのトイレに行く気はしない。

 強烈な便意の苦しみは、自宅のトイレで解放された時に、得も言われぬ快感を呼び起こす。
 それは、シッコ猶予明けの快感はおろか、とうに衰えたアッチのほうの快感さえも上回るほどだ。

 過去の数少ない経験から、自宅まではなんとかギリギリ持ちこたえられそうだ。
 そしてそのとおり、かろうじて自宅まで辿り着いた。
 
 ここで安心して水戸黄門の収縮力を緩めたら、大変なことになる。
 帰宅後はうがい、手洗いを義務付けられているので、身体をよじりながらまずそれを済ます。
 それを終えてやっとジーパンを脱ぐのももどかしく、トイレに駆け込んだ。

 我慢に我慢を重ねた快感が、噴き出る大量の汗と共に、電流のように全身を駆け巡る。
 その刺激で、心臓に持病を抱える人間なら、腹上死ならぬ、便座死があってもおかしくない。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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