虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

ただ祈るのみ…

2014-10-11 09:25:36 | スポーツ
先週末のF1日本GPは、雨が降る状況下で行われ、最終的にはジュール・ビアンキ(マルシア)の大クラッシュにより、レースが終了した。

そのビアンキのクラッシュは、雨で濡れた路面にすべり、コース脇でリタイヤしたマシンの撤去をしていた重機に激突する、とてつもないものでした。
ビアンキは瀕死の重傷を負って、今なお懸命の治療が行われている。

ビアンキと同じマネジメント会社と契約しているフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)は、初開催のロシアGP(ソチ)に向けて準備を行っている全てのF1関係者がビアンキに思いを馳せていると述べた。

マッサは9日にソチで行われたプレスカンファレンスで「人生で最悪のレースだった」と語った。
加えて「本当にひどいレースだった。(2009年ハンガリーGP予選での)自分の事故よりもひどかったよ。彼のことを考える毎日は本当に辛い。非常に難しい週末だ。彼や彼の家族のためにレースをして全力を尽くしたい」ともコメントした。

フェラーリドライバーアカデミー出身のビアンキと親交のあるフェルナンド・アロンソは「僕たち全員がジュールのことを思っている。非常に大きな事故が起こると、それがどれほど嫌な気持ちか表現する言葉はないよ」とコメント。
「僕たちは今、再び厳しい週末を迎えようとしている。感情的に非常にきつい。レースをするための準備、彼のためにレースをする準備は整っている。できるだけプロフェッショナルでいるつもりだけど、今は彼のことで頭が一杯だ。彼のことを祈っている」と述べた。

ビアンキの事故を目撃した(その前に同じ場所でコースアウトした)エイドリアン・スーティル(ザウバー)も当然ながら彼の身を案じている。
「みんなにも僕にも非常にショッキングな出来事だった。僕たちにできることは祈ることだけだ。いいニュースを聞けることを期待している」
「僕たちは今、灰色の雲に覆われてソチにいる。プロフェッショナルでいたいし、もう一度週末に集中したい。この雰囲気を少しでも取り除けたらいいけれど、それでもみんなに影響を与えるだろう。僕の気持ちも同じだよ」と語っている。

このクラッシュに関しては、SNSなどを含め、いろんな意見が飛び交っている。
でもビアンキのことを案じる気持ちは共通であろう。

今後このようなことが起きないようにどうするのか?
様々な角度から検証され、議論もされていくだろうが、建設的な結末を迎えてほしいと願っています。

まずはビアンキの早期回復を祈るのみであります。