木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

後脚

2009-02-19 22:21:24 | 木工
後脚の制作にかかりました。


材の歩留まりを少しでも良くするため、1枚の板から3本を取りました。
墨が見えませんね。


切り離す前に、ほぞやほぞ穴を作っておきます。


バンドソーで切断し


切断面に鉋をかけます。外側は長台が使いやすい。


内側は反り台鉋を使って削ります。以前掘った小がんなの台をカーブに合わせて削り、反り台鉋にしました。


すこぶる調子が良く、削っていて楽しくなります。
刃は、千代鶴貞秀。刃幅36mmです。実に良く切れます。


座板との仕口の細工をした後で少し丸みを付けます。


一日の仕事が終わったら、道具を片付け掃除をします。こういうとすごく几帳面な性格だと思われるでしょうが、さにあらず。実は、O型そのもので、大変な面倒くさがり屋。とにかく使った道具を片付けるのが面倒くさいので、いつしか作業台の上はどこに何があるのかわからない状態に。ゴミと一緒に捨ててしまったと思われるものもいくつか・・・。
これでは良い仕事はできないと、心を入れ替え、一工程終わったり一日の仕事が終わったら、道具を片付け掃除をすることにしました。これも修行。やっと身について来つつあります。
コメント
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