木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

アームチェア 続き

2009-02-27 22:24:57 | 木工
背板のほぞ。


さらに

貫。
細くても丈夫にするため、これだけ楢を使いました。木目の感じはタモと少し似ていますので、あまり違和感はないと思います。
ほぞは大入れにします。

前脚

前脚は、座板から肘掛けにかけて細くしていきます。

肘掛け

バンドソーで切り出して、


切断面を反り台鉋で削りました。
今回、一番の課題はこの肘掛けと後脚の接合部
前回は蟻で嵌めました。もちろん肘掛けとしては問題ないのですが、肘掛けの上に乗って踏み台代わりにするなんて事になるとちょっと強度に不安も・・・。(自分が良くやるものですから・・・)

いろいろ考えた結果

抱かせほぞにしました。
その場合問題となるのが胴付部。後脚の断面を胴張り(わずかに丸く)にするのでそれとどう隙間無く付けるか・・・、まあ、なんとかなるでしょう。


部材の加工がほぼ終わりました。
次は仕上げ削りやほぞの調整をしながら仮組をしていきます。
ちゃんと組み上がるのでしょうか・・・。
コメント
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