木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

障子貼り

2015-12-30 21:05:40 | その他
今年もあと僅かになりました。
今日は自宅の消費の張り替え。家では狭いので、工房へ運んで作業しました。


まずは糊を煮るところから。糊と言っても小麦粉(薄力粉)を水に溶いて煮るだけです。
昔から障子貼りにはこれが一番。

なぜかというと、

古い紙が簡単に剥がせるのです。骨の部分を水(湯)で濡らせばきれいに剥がれてくれます。
いらなくなった障子紙の芯に巻き付けていけば後の処理も簡単。このまま古紙回収行きです。


大小合わせて10枚の障子を今回貼り替えます。


糊刷毛で桟に糊を付けます。鍋に渡した棒で刷毛に付いた糊の量を調整します。


子どもの頃から障子貼りは父親から仕込まれました。
その頃は1尺くらいの幅の巻紙を、障子を逆さに立てて上から順に貼っていったものです。
今は、一枚の紙で一気に貼れてしまうので簡単になりました。


定規を当ててカッターナイフで切って完了。
この障子は家の作業場の障子。28年ほど前に自分で作った物です。


所狭しと並びました。糊が乾いたら家に運びます。

コメント
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