木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

彫刻刀の柄

2009-12-09 21:24:25 | 木工
千代鶴貞秀さんからの依頼で彫刻刀の柄をはめました。
鎌倉彫をする方からの特別注文だそうです。


材は尾州桧を使いました。2枚に挽いた一方を彫刻刀の形に合わせて彫り、貼り合わせますます。


細いのは、刃の幅5厘(1.5mm)。彫る鑿も5厘、千代鶴貞秀作です。


刃をはめて、2枚合わせて接着し、ハタガネで押さえます。


刃の部分を養生して、鉋で楕円に削ります。


柄の先の部分は小刀で削って細くし、豆鉋で整えます。
柄尻の部分も小刀でやや丸く削ります。


最後は400番の紙ヤスリで磨いてできあがりです。

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