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竹中大工道具館で開かれている須田賢司先生の展覧会に行ってきました。
昨年3月の甘楽町での展覧会、9月の三越の展覧会に続き3回目の展覧会です。
作品のすごさもさることながら、一緒に展示されている道具の数々、会場に流されていたVTRの画面からも制作に向かう気迫のような物を感じました。
同時に自分の甘さも痛感しました。
会場には工芸会の皆さんをはじめ多くの方が全国から見えておられました。
午後は会場を三宮に移して、木工の歴史と作品=指物師から工藝作家へ-と題してセミナ-が行われました。
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先ず、東京国立近代美術館の諸山正則先生の講演
近代の木工芸の名人技と島桑について大変興味深いお話でした。スライドで紹介していただいた作品がこの秋展覧会で観れるという楽しみな情報もいただきました。
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続けて須田先生の講演
正倉院の時代スライドの文観木の板をどう作ったかという話になり、割ったとは考えにくい、とお話されていました。私も金属も含め、あれだけの加工技術のあった時代に製材できる道具が無かったということの方がむしろ考えにくいという気がしていたのですが・・
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支部展に出し始めた頃、自分の一番作りたい「箱」が今の生活の中で使われることがない、と悩んでいた時須田先生の言葉に出会い、気持ちがふっ切れたのを思い出しました。
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お話の一言一言が心にしみました。
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とても「清雅」というレベルに達することはできませんが、少しでも学びながら努力して行きたいと思います。
ありがとうございました。
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