木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

欅テーブル 続き

2015-12-05 20:41:29 | 木工
欅テーブルの制作もいよいよ佳境に入り、天板の仕上げ。

角を丸くしてほしいということで、角から木口を曲線にそって鋸で切り落とします。
この鋸、諏訪の田中米吉さんの9寸。長勝さんに目研ぎをしていただき、気持ちよく切れます。


鉋で曲面に削ると共に少し胴張りに仕上げました。


部材の加工がすべて済み、仮組


軽く空研ぎをした後、仕口部分をマスキングテープで養生し、拭漆の準備が完了です。


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欅テーブル

2015-12-03 22:21:34 | 木工
欅テーブルの制作、着々と進んでいます。
まずは天板の仕上げ鉋掛けの様子から

使用した鉋は、千代鶴貞秀作スエーデン鋼の寸八。気持ちよく削れます。


幅が広いので向こう側は左で削ります。


脚部、貫、棚板の墨付け。


ほぞ穴を開け、ほぞを挽きます。
調整は鑿で。


脚はやや胴張に削ります。


これが仕上がると一山超したような気分になります。


ほぞは大入れの二枚ほぞにしました。


うまく収まりました。


これも鉋で削り柔らかく仕上げます。


蟻桟の送り蟻、脚部の仕口加工と仕上げ削りが完了。
次は天板の木端木口の仕上げです。
久しぶりの大物、腕と腰が痛い~!

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