寄生獣-セイのかくりつ-
夏休みにはいり、夜中に少しづつ見ていたアニメ。寄生獣。
断片的には知っていたんだけれど、とおして見たことはなくて。今回はじめて見ることが出来たので、感想をレビューしておく。
驚くべき学習能力と自分自身の変成能力を持つ生き物。パラサイト。サイズや変成能力、実際にここまでの知能を持ちうるかはともかく、寄生虫の延長線上にある生き物。
ちょうど、食肉処理の見学会で受けた講義の最後に紹介されていた寄生虫のような。それらが異常繁殖して大型化したら怖いなと十分考えさせられるような。そんなタイミングだった。
本来は意思の疎通ができない他の生命体との共存。それがなされた時、どんな相互作用があるだろうか。そんなことを問いかけているのだろうか。
主人公で言うならば、生きている万能義手ともいえる状態。その発想自体が斬新。
現実離れした設定を作り出すことで、逆にそのことのありえなさや理不尽さを浮き彫りにしているような。
ミギーが主人公の瀕死を救った影響で、主人公が通常より潜在能力を引き出せるようになるという設定も、なんというか、いろんなことを考えさせられる。
さまざまな設定上の挑戦をしつづけながら、物語の着地点を考えたように思われる作品。
実は続きが気になる。
ラストが微妙で、今後に続くことを示唆しているようにも思えてしまう。
続きはあるのかな。少しきになる。
昨今、義足を使って通常の人よりも優れた記録を出す選手が出てきている。義足の機能が競争場面において健足を上回る瞬間である。
もし、ミギーのように自在に変形できる素材が出来、硬さまでも自在に操れるようになったら。世界が変わるのだろう。
そこまで行かないまでも、義足がハンデになりにくい世の中は近い。
そんなことを考えさせられた。
見てよかったな。