Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

「Chunの部屋」もよろしく。メアドもそちらにありますよ。http://aka.gmobb.jp/chuns_room/

新しい義足が完成。でも…トラブルが(^^;;

2015-08-31 02:37:32 | 義肢装具や関連のお話
新しい義足が完成しました。


新しい義足が完成しました。
1歳10カ月で義足を作り始め、14足目にして、11歳の小学五年生にして、初めて大人用の部品を使用した義足が出来ました。

今回は膝継手、足部共にオットボック製
足部は1C30、膝継手は3R60PRO。
油圧の膝継手になります。
オットボック製の膝継手の中では少し高価な製品だそうで、両側例としてもそんなに当たり前には支給されない製品みたい。
役場の方に頭が下がります。

特長は、バウンシング。
坂道を降りる時や階段を降りる時などに、膝継手自体でも衝撃を吸収する機構が組み込まれているみたい。
今回の組み合わせだと足部の方でも同様に吸収する働きがありますから、ダブルで高価が期待できます。

あとは、3R60PROというのは、通常の3R60に比べて軽くてコンパクト。
今の娘に使うに際して、重さや大きさは非常に重要なファクターになりました。

比較品として。
まずはオットボック製では。
3R95は単軸で膝折れ防止機構がないため、義肢装具士さんの反対もあり却下。
3R106は履いた瞬間に娘がイマイチ慣れず、特に膝立ちをして様々な日常生活動作を獲得している娘にとり、膝が曲がりすぎることがマイナスにしか働かないことがわかり却下。

オズールのトータルニーTKシリーズ
2000タイプを試したのですが。
娘が言うには、「今までのトータルニージュニアに似ているのに、すごく違うから怖い」
ということらしく。実は使いこなしが慣れずにしっくりこない感じがありました。
使い込めば使用できるかもしれませんが、やはり今は娘が一番しっくりくる部品セットを選択して、娘にかかるストレスを最小限にすることに努めます。

あと、テイリンの膝継手。
これは、本当は検討対象だったんですが。
残念ながら重さが、履いてから少し時間がたっても明らかにフラフラしていて、履きこなす以前の問題かなと。筋力とのバランスが悪いということかもしれません。
日本でフル分解オーバーホールやフル調整ができるのは魅力なんですけどね。

あとは、メンテナンスや緊急対応体制。
テイリンやオットボックに比較して、オズールは一歩遅れていて、患者としては不安が残りすぎます。
大人用の一足目。スペアがない状態での選択に際しては、大きなファクター。親としては、どうしても気にしながらの検討となりました。

最終的には、娘自身が決定。
本当に時間をかけて様々な日常生活動作を試しながら、いろいろ履き比べて決めた感じです。
3R60を使うに際しても、問題がないわけではなくて、膝の曲がり具合を義足の膝周りの外装部分で調整しなければいけなくて。
それらのために義肢装具士さんには、ものすごくご尽力いただいています。
出来上がってからも、おそらく私自身でも工夫をし続けることになりそうな予感。
なにしろ、合気道の動きへの追随対応が可能かについては未知数ですからね。(^^;;

ともかく、長いことかかった義足作成。
一旦は実際の作業については一区切りとなりそうです。
あとは、事前に話をして調整済みではありますが、文書手続きを速やかに。
滞りなくすすめて。皆様に迷惑がかからないように。
時間を見つけて役場や病院をくるくる回らないと。(^^;;
忙しくなりますね。

お姉ちゃん。
秋に野外学習合宿が小学校で二泊三日であるので、それまでに徐々に慣らしつつ。
9月のシルバーウィークから完全に今回の義足に移行になりそうです。
それまでなんとかソケットが保ちますように。最近断端荒れがひどい娘さんです。







追伸

でね。
あのね。

いろいろ問題が。
慣れていないので、アライメント調整が微妙。靴をかかとが高くない靴に変えて、きっちり合わせてもらうため。靴探し。久々にきつかった。
後日報告。

さらに。
靴下まで履かせた段階で、膝の動きが悪くなることに気づく。
膝の動きと見た目の両立は難しいことを思い知り。なやむ。
いま、このせいで四日連続深夜作業で膝継手カバー改造中。
今日は改造ではなく、昔のものを組み合わせて完全自作。
義肢装具士さんに、できたものを送り、こんな感じにならないか再度お願いして見なきゃ。きつかった。はぁ。

また、これも後日。
相変わらず。一筋縄ではいかないなぁ。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする