Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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義足が壊れた時のために。

2015-08-26 01:24:15 | 義肢装具や関連のお話
アイディア-義足が壊れた時のために

義足が壊れた時に、どう対処するか
これは義肢使用者の永遠の課題。
なぜかというと、「予備」という概念が支給制度上存在しないから。
つまりは、「壊れるまで使え」といいつつ、壊れてから作り始めたら二ヶ月はかかる。
無理なことを定めている制度なのである。

まぁでも。制度批判をしても仕方がなくて。
なんとかするしかない。
時期により、それが厳しくなる時期がある。
それがね。
小児用の膝の使いはじめ三年と大人用の膝使いはじめ三年。

なぜかというとね。
膝の部品は耐用年数が原則5年。
だから三年は壊れないはず。
つまりは普通は「三年は壊れないから交換できない」から始まる。

でもさ。
もし壊れちゃった時。
膝の部品はすぐには手に入らない。
メーカーにもすごく左右されるけど。
下手すると一週間くらい手に入らない。
その間どうしてしのぐか。
それが課題なのである。

リアルにこの秋から三年がその期間に入る。
さて、どうするか。

まずは今回、大人用のフルセットで義足を作る。
あと、仮ソケットがある。
ソケット強度は弱いし、断端や皮膚へのあたりもイマイチだけど、サイズは一緒。
今はこれを使い、今までの部品を駆使して水泳用の義足を組み上げて使っていくことになっている。

この仮ソケットは、今回については小児用のパイプや接続部品、足部などが使われる。
だからして、使おうと思えば小児用の膝継手もつけやすい。
だからして。緊急時にはそれを付け替えられるかな。そう感じた。

今履いている義足は9月いっぱい履きつつ、新しい大人用の義足に履き替えていく。10月になれば今履いている義足は使わなくなり、年末くらいには履けなくなるだろう。
つまりは年内に、新しく作る仮ソケットに使わなくなった今の義足の膝継手から下をつけてアライメント調整しておけばいいのだ。

そうすればいざという時に、水泳用の義足を予備義足としても使える。そうなる気がする。

今はまだ思いつき。
でも、この発想は結構応用が利くし、誰でもそうしようと思えばできるように思う。
ただ、残念ながら頼まないとやってくれないだろうけど。

こうした、いろんな場面に対処しやすい工夫をした義足の支給が標準的に勧められていくようになれば。もっと義肢装具を使う人の環境が改善できるような気がした。
うん。本当にそう感じた。

今思うと、当たり前だけど。
結構今まで思いつかなかった。
患者側からこれを気がついて要求するのは、ハードルがやはり高いような気がする。

だからこそ、書き留めておかなければ。
あるべき姿をいつか、この業界の方々に伝えなければ。
今はまだ、そこまでしている時間がないけど。いつの日かそうしたこと。変えていく手助けができないかしら。
なんてことをふと考えた。

追伸

今日は一日中、義足のことを考え続けた。
さすがにくたびれた。さっきまで深夜の作業。
3日くらいは日記が書けそうだ(^^;;

1日の最後に自分におつかれさま。
焼酎とキャベツを食べて寝よっ。(^^;;



コメント
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